発売元 : 株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズ
移籍第1弾で7枚目となるシングルはアニメ『デジモンクロスウォーズ』主題歌で、ハード・ロックなギターのリフとともに疾走する四つ打ちナンバー。歌詞はストレートな応援ソングで、メロディはとことんキャッチーで子供たちにわかりやすく、中間部のラップではスキルフルに攻めるというバランスがナイス。
サラエヴォ冬季オリンピックのテーマ曲で一躍国民的歌手となり、以来、世界中で活躍するヤドランカ。彼女が長山洋子に提供した楽曲をセルフ・カヴァーしたのが本作。ファドの歌姫、アマリア・ロドリゲスをテーマにした、エキゾチックな魅力たっぷりの楽曲だ。
元KCBのジェヒことpixyのソロ・デビュー・ミニ・アルバム。本国韓国ではアイドル事務所の練習生だったルックスと、高々と響く“泣き”のファルセットが乙女心にソフト・タッチするJ-POPサウンド。一人の人間として世界観を広げ、結果ヴォーカリストとしてチャーミングに成長した手ごたえを感じる作品。
中西保志によるJ-POP名曲カヴァーの第4弾。カヴァー企画はシンガーの真価を問われる非常に難しい企画だと思うが、新川博、京田誠一らのシンプルなアレンジと素直な歌の力で聴かせる。「THE CHRISTMAS SONG」がジャジィでイイ。今度はスタンダード・カヴァーもいけそうだ。
青春の日の想い出の恋を、愛おしく温めてきた。初恋に老いて恋するとでもいうか、菅原洋一の温かい老いた歌声が切なく哀しくうたう「ビューティフルメモリー」。妻を亡くした男の寂しさを歌う「風のラブソング」、ともにシャンソン系のエレガントなヴォーカル・スタイルならではの雰囲気を醸している。
“脆弱な日本から美しい日本の風土や精神や伝統への回帰”をテーマにした一枚。全編にわたってデカダンスなロック・オペラとでも評したくなる妖しくも魅惑的、そしてドラマティックな音世界が展開され、聴く者を翻弄。もちろん真摯なメッセージも随所で息づいている。
東京下町生まれのレゲエ・アーティストが放つ初のメジャー・アルバム(通算3作目)。小さなライヴ・ハウスから数万人が集まるフェスティバルまで数多くの舞台を熱狂させてきたというだけあって、声、リズム、ライムのどれもガッツを感じさせる。抑えた味を出した「SKY HIGH」も聴きものだ。
ヒット曲「松島紀行」をメインに、新曲4曲も加えた紀行シリーズの9作目。北海道・釧路や宮城・亘理、鹿児島などを舞台にした正統的な演歌・歌謡曲が多くを占めるが、ミネソタから潮来まで多くのご当地ソングを書いてきた佐伯孝夫の「桑港(サンフランシスコ)のチャイナタウン」と「ハワイの夜」における異国情緒や都会の雰囲気が懐かしい。
女性ユニットの初ベスト。マイナーなメロディにラテン・エッセンスを織り込んだアレンジがマッチした「100万回のSMK」(SMKは週末キスの略)やテクノ調に調理したカヴァー「東京は夜の七時」、気だるく妖しい雰囲気で、しっとりしたヴォーカルを聴かせる「ガムラスタン」は新録。同じく新録のラスト4曲は、なんと百人一首をメロディに乗せた異色作。