発売元 : LovedeOkapia
月仙境月仙境
鬼才が放つ夢幻レトロポップ。亜熱帯のフォーキー・サイケデリア! Love de Okapia は2020年結成、都内近郊で活動するジャンル過多・亜熱帯インディサイケバンド。 フォーキーなメロディとドリーミーな音像を特徴とする。 サイケ・オルタナ・ローファイ・フォークなど多様なジャンルを、 エキサイト翻訳バリにローカライズとグローバライズを、横断/再解釈を繰り返すことで、 緊張と緩和、ポップと前衛を自由に深夜徘徊する、ジャンルマシマシな特異点的音楽性を獲得。 重層化された音像の最突端には、プリミティブな興奮を掻き立てる牧歌的グッドメロディが吹き荒び、 その旋律を奏でる埃混じりの湿気と妖しい熱を纏ったヒラノのボーカルは、 一度耳にしたら極東の呪詛かのごとく離れない魅力を持つ。 初の全国流通盤『月仙境』は、これまでMVとしてドロップされていた「Hasu no Utena」や 「私どうしよう」も収録の、初期Love de Okapiaの集大成とも言える渾身作。 同時代のアジアバンド / SSWの鳴らす、ネオソウル・R&Bの潮流後の闇鍋的サイケデリック、 「Dayglow」、「boy pablo」、「Phum viphurit」、もしくはアジアインスパイア系の『YIN YIN』などと 呼応するかのようなサウンドからは、国内のライブシーンにとどまらず、 アジア各地での大規模フェスティバル出演を期待させるスケールの大きさが見え隠れする。 カラッとクールなAOR的シティポップが通り過ぎたあとは、汗と大気の境界線がむせ返るような湿度の暴力、 亜熱帯インディが列島を席巻すること間違いなし、そう言いたくなる名盤が誕生した。
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