1989年発売
交響詩「ドン・キホーテ」シュトラウス交響詩「ドン・キホーテ」シュトラウス
フルトヴェングラーと同世代のドイツの指揮者で東側だったためか日本ではあまり知られていない。モノラルでドンシャリ音や回転ムラなど音の状態が悪くアーベントロートが気の毒だが、慣れればその直截な表現や骨太な構成力の片鱗をしのぶことができる。
ノック・オン・ウッドノック・オン・ウッド
よく見るとすごいジャケットだ。誰がカフス付けて木なんか斬るかね。アトランティックはジャケットがひどいほど中身はいい。12曲中エディのオリジナルはタイトル曲を含め4曲だけだが、他の曲も味わいのある歌いっぷりできかせてくれる。
スウィート・ソウル・ミュージックスウィート・ソウル・ミュージック
60年代後期に全盛を誇ったサザン・ソウルの隠れた実力者の名作アルバムが、遂に(!)登場だ。ズッシリと重いサウンドをバックに歌われるソウル・シンギングは、やはり一味違う。そう、ここでのスウィートは甘さでなく、豊潤でディープだって事。
アフィニティアフィニティ
エバンス・トリオとハーモニカ奏者の共演。この意外な取り合わせが思わぬ効果を生み出した佳作のひとつ。トゥーツの柔和な楽想が影響してか、エバンスのピアノは雄大でロマンチックな世界を描く。こうしたアルバムでエバンスに入門するのも悪くないはず。