1992年11月発売
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番&第1モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番&第1
意外なことに、これがペライア初のモーツァルトのソロ・ソナタ録音。モーツァルトにしては男性的ともいえる堅個な造形とすっきりとしたフォルムの中に、彼ならではのニュアンス豊かな音色を駆使して、優雅な気品漂う詩情をたっぷりと盛りこんでいる。
ドヴォルザーク、ルビンシテイン、ラフマニノフ:ピアノ連弾作品集ドヴォルザーク、ルビンシテイン、ラフマニノフ:ピアノ連弾作品集
ピアノ四手の作品集。演奏者2人の音色やタッチは見事にそろえられていて、意識しなければ四手であることを忘れそう。“ピアノ四手の楽しみ”という雰囲気ではなく緊張したものだ。表現もシリアスなもので、もう少し楽にしても…と思ってしまうほどなのだ。
ロッシーニ:歌曲集ロッシーニ:歌曲集
ロッシーニは37歳でオペラの筆を置き、晩年はサロンのために歌曲を書いていた。このディスクに収められている歌曲もその頃のものがほとんどで、しみじみとした情感の伝わるものが多い。丁寧な出来だが、もう少し声にロッシーニに合った明澄さがほしい。