1994年12月1日発売
飛行船飛行船
76年7月発表の3枚目のアルバム。夏をイメージした曲で構成されているが、すでに岩崎宏美はヴォーカリストとしてアイドルの枠を超えていた。ヒット曲(1)はアイドル専科の阿久=筒美コンビの作品。松本隆=萩田コンビの(4)にはビックリするはずです。
ウィズ・ベスト・フレンズウィズ・ベスト・フレンズ
77年5月にリリースされた通算4作目のオリジナル・アルバム。(1)(10)などのヒット曲を含む全12曲を収録。歌唱力に関しては語り尽くされている感があるが、サラリとした空気のなかにときとしてシットリした情感を醸しだす巧さは天性の才と言えるだろう。
喝采/美輪明宏銀巴里ライブ喝采/美輪明宏銀巴里ライブ
81年9月の銀巴里ライヴ。シャンソン歌手・美輪明宏の凄味を実感させるステージが展開されていく。丸山明宏時代の「ヨイトマケの唄」がどこから生まれたか納得させる。ステージのひとだと思わせる存在感が、音となって伝わってくるライヴ盤の初CD化。
LOVE-BIRDLOVE-BIRD
いまではディナーショーの出演料が歌謡界のトップ・クラスと肩を並べるほどビッグになった彼女のデビュー作。77年録音。この時24歳だが現在に近い歌い方をしているのが面白い。リズム・アレンジはフュージョン風。くすぐったいほどキュートな声だ。
FLYIN′OVERFLYIN′OVER
78年録音のセカンド・アルバム。もちろんいまもチャーミングだけど、この頃の声はピッチも若干高く、ひたすらキュート。当時、男どもはみんなこの声にいかれてしまったものだ。編曲とプロデュースは有馬すすむ。ムード満点のギターは杉本喜代志。
SWEET MENUSWEET MENU
80年発表のサード・アルバム。時のヒット・ソングのカヴァー集という何でもない企画だが、この可愛らしい歌声が発表当時は不思議なセンセーションを巻き起こしていた。歌と同じように、非常にライト・タッチの色香を漂わせるアルバム・カヴァーも印象的。