1994年7月発売
ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウンヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン
(2)はジャズ・ファンならずとも聴いたことのある名曲。駄作も多い彼女だが、これは勿論大ジョーブ。ブラウニーのペットにクインシーのアレンジ、いうことなし。
昴〜想いで迷子昴〜想いで迷子
日本と韓国を代表する2人の、初のジョイント企画。(1)(7)(8)(12)のヒット曲をはじめとする、それぞれの曲を前半と後半に分けて収録。2人の生まれ育った国は違えど、歌にこめられた想いや情緒は近いものがある。チョー・ヨンピルの(14)は谷村新司の作。
イエ・ユー・ライトイエ・ユー・ライト
ファンキー・ブームでこの“ファンキー・パパ”が再脚光を浴びている。サックスだけではなく、余興? いやマジにそこそこやれるヴォーカル、キーボード、トランペットも披露。ウン、イカしたオヤジだ。何やってもファンキー臭さがありゃOKだよ、こん人。
アルケミーアルケミー
新感覚のジャズ/AC系ヴォーカル作品。技巧的な曲ながら不思議な情感に包まれたオリジナルの(1)や、耽美的ですらあるティム・ハーディンの(4)、夢のなかを漂うようなビートルズ曲(10)など曲がつぶぞろい。地味だが、好きなひとはとことんといったタイプ。
サード・ストリームの興亡/マネー・イン・サード・ストリームの興亡/マネー・イン・
ウェザーリポートでの活躍で知られるザビヌルが、60年代の後半に吹き込んだ2枚の作品をカップリングした徳用盤。前半はアコースティック路線ながらストリングスを採用するなど意欲的な手法が目立つが、後半(8)以降はファンキーなジャズ・ロック路線だ。
Love SeasonLove Season
現地の本拠地、LA録音の通算11枚目のアルバムになるわけで、もうすっかりベテラン・アーティストですな。AORサウンドをベースに、安定した作品とヴォーカルをきかせてくれますが、その安定感がもの足りないというのは、ないものねだりでしょうか。