1995年1月発売
斎藤秀雄の芸術 2斎藤秀雄の芸術 2
今まで本や人の話でしか知らなかった齋藤秀雄像が、実像となって迫ってくる。張り詰めた緊張の中にも、歌心を失わない演奏。さらに特典盤では、練習風景やインタビューから、彼の人間像がくっきりと浮き上がる。私自身の自己反省も含めて、感動した。
JAZZで聴く サティ&ドビュッシーJAZZで聴く サティ&ドビュッシー
クラシックの小品をジャズにアレンジして聴こうというお馴染みの企画盤。この手のものは選曲で勝負が決まる。いずれも多くのひとに馴染みのあるメロディが、ちょっとお洒落なジャズ感覚で演奏されていく。気の効いた小道具としても中々重宝な1枚。
プレイ・ミー・ア・リトル・ミュージックプレイ・ミー・ア・リトル・ミュージック
大活躍中のピアノの佐山雅弘のリーダー・アルバムが届いた。頭の一曲を除いてすべて彼自身のオリジナル。ピアノの演奏能力もさることながら、それぞれの曲のメロディーがとても美しく、思わず口ずさんでみたくなるような自然さを体ごと感じてしまう。
スリル・ミースリル・ミー
日本の次代を担うジャズ・ピアニストであることを実感させられた作品である。第一印象として感じたのは、気負いがないということだ。かといって冷たくはなく、ホットなフィーリングも感じられる。2曲を除く自作オリジナルの曲調も自然でスンナリ聴ける。
GOMBOGOMBO
俊英ピアニストがリーダーになるカルテットのスタジオ・ライヴ盤。真っ直ぐな思慮に富んだ、強いジャズ。そして、それはロマンティックでポエティックでもある。つまりは秀逸な1枚。ないのは話題だけだが、それだけに、よくぞリリースされました。
グリーンスリーヴスグリーンスリーヴス
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの佳織チャン待望の第2弾。ルネサンス音楽はギターにとってもお馴染みのレパートリーだが、オール・ルネサンスというのはおそらく例がない。そしてこれらの音楽は、明るく前向きな彼女の資質にピッタリはまっている。