1997年12月21日発売
圓生百席41圓生百席41
このなかでは(2)が大好き。キョーフの知ったかぶり隠居の、はげしいこじつけがもうめちゃ面白いわけだが、それがこの圓生が実にもううまいのだ。こういう嫌みな奴をやらせると圓生の右に出るものはいない、と言ってしまおう。もち(1)も(3)も文句はない。
圓生百席42圓生百席42
人間がお狐様になりすまし、人を騙す「紋三郎稲荷」。侍と船頭の演じ分けが小気味よい、欲深かな船頭の夢物語を枯れた口調で語る「夢金」。大ホラ吹きの「彌次郎」は勢いというかテンポが勝負の噺で、四季がゴチャ混ぜの庭の描写など豪華絢爛である。
圓生百席43 「山崎屋」「湯屋番」圓生百席43 「山崎屋」「湯屋番」
圓生という超ベテランの味が堪能できる本シリーズの中でも、まさに通好みの2編を収録したスタジオ録音盤。どちらかと言えばメリハリのない噺の「山崎屋」は、絶妙の人物描写で語る圓生の真骨頂。「湯屋番」も下品に聞こえない口調はさすがの噺っぷりです。
圓生百席45圓生百席45
お馴染み、六代目・三遊亭圓生の古典落語をダイレクトに収録した『圓生百席』シリーズ。45作目となる本編には、75年4月26日に収録した「淀五郎」と、同じく75年7月2日に収録した「らくだ」をカップリング。その迫力ある語りをぜひ味わってほしい。
マスターズ・オブ・ドナ・サマー〜ホット・マスターズ・オブ・ドナ・サマー〜ホット・
ドナの足跡をあますとろこなく伝える2枚組アンソロジーとなっているこの作品。あらためて聴いてみると、70年代中期のデビュー時から80年代前半まで、凄い勢いで駆け抜けてきたのがわかる。どの曲も耳になじんだ大ヒットばかり。復活の日が待ち遠しい。