1998年3月発売
マンドリン奏者が正式加入し、新編成となって初のアルバム。のびやかなワルツの(2)、素朴で温かみのある(3)、歯切れのいいリズム・アレンジが心地よい(6)など、伝統を感じさせると同時に若々しいアイリッシュ音楽を聴かせる。インストもポップな感覚あり。
日本語で歌われる讃美歌の見本ともいうべき演奏。訳詞も改訂版によりわかりやすくなった上、伴奏(オルガン)も編曲により刷新した印象。とりわけ管や打楽器を加えた(4)(14)(21)など楽しい。教会内の録音をしのばせる柔らかな響きが臨場感を高めている。
平沢進の曲を歌う(1)のなんと感動的なことか。それだけじゃない。作詞をみやむー自ら手がけた(2)のアンニュイな雰囲気や(3)のブッ飛び具合、オーケン詞による(6)の不可解さも文句なし。タダ者ではないと思っていたが、さすがに“みやむー魂”は奥深い。★
音楽だけに留まらないアート集団である彼らのライヴ・アルバム。ギタリストでありサウンドの要だったメンバーJAKE脱退前夜のNHKホールのライヴを収録したもので、第1期の集大成とも言えそうな内容。ビデオも同時発売だが曲数と収録曲が一部違う。
過去10年にわたるアルバムの中から、ブラジルにまつわるレパートリーを自選して編集したもの。このリズム感覚、そして音色に対するセンスは、福田ならではの世界。軽やかでノスタルジックで深みもある。彼のアルバムを1枚という人にはぜひこれを。
ダズ・バンドとの共演作をはじめとするスタジオ録音の新曲が3曲、各種ライヴ音源を8曲収めたアルバム。米インターサウンドからリリースされた2枚組から、なるべく既発表ヴァージョンを省いて日本で独自に編集された良心的な1枚。
筒美京平が手がけた作品の中からソウル/ディスコ風味の強いモノをセレクトしたオムニバス。キャッチーなメロディ・ラインと絶妙なアレンジが織り成す筒美作品独特のグルーヴは、時代性を遙に越えて輝き続ける。正に日本のレア・グルーヴだ。