若手実力派、漆原朝子のフランス近代ソナタ集。このヴァイオリニストの才能の豊かさを如実に示すディスクで、誠実に作品に取り組む姿勢にも好感がもてる。さらに音色に対するいっそうの配慮とユーモアのセンスが加われば、もう何も言うことないのだが…。