1999年5月25日発売
オープン・オール・ナイトオープン・オール・ナイト
う〜ん濃い。イギリスの美川憲一(笑)、マーク・アーモンドの新作は、妖艶で淫靡なゲイ・ワールドの万華鏡だ。音楽的にもドラムンベース、スパニッシュ&ブラジリアン・サウンドと新しいスタイルにも挑戦。スージー・スーのゲスト参加も話題の注目作。★
El MestizoEl Mestizo
むさいおっさんである。しかし作り出す音楽は繊細で美しい。今回は3枚目のCDで、マイ・フェイバリット・ソング集だ。楽しい。ジャンルは多岐にわたっているが、すべてが珠玉の逸品と化している。今回一段とピアニッシモの表現に磨きがかかった。★
J.バーンズ/交響曲第3番J.バーンズ/交響曲第3番
普通ならもっとノリノリではしゃぎ倒すところだが、このバンドにかかると、渋い落ち着きとビシッとした統制が支配的となる。曲がほとんどクラシック・シリアス路線ということも関係しているかもしれない。だから“ウェスト・サイド”は重ったるい。
伊藤仁美伊藤仁美
ヴラフSQは昔ながらの音楽作りをする。良く言えば素朴だが、詰めの甘さを感じさせる部分も。音楽のボルテージが上がると音が荒れてしまうのも難点だ。むしろ注目は併録のフィビヒとドヴォルザークのピアノ曲で、叙情的な小品を伊藤仁美がやさしく奏でる。
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