1999年8月25日発売
ランダランダ
ニューヨークの先鋭ポップ・グループ、ディラン・グループのアダム・ピアースのソロ・ユニットの2作目。ドラマーらしくさまざまなリズムを肉感的/原始的に弾ませたパーカッシヴなインスト集で、使用楽器もいろいろ。ややジャズ風味なのがいい。
ヴェテランズ・オブ・ディスオーダーヴェテランズ・オブ・ディスオーダー
ニールとジェニファーからなるユニットの、通算8枚目のアルバム。曲という概念を一度ぶち壊してから、コラージュしてロイヤル・トラックス流に仕立て上げる術はお見事。(10)のインプロヴィゼーションには、時の流れを超越した永遠性がある。
ウームライフウームライフ
60年代から活躍していた老ギタリストを音響野郎ジム・オルークが発掘し、自らプロデュース。フェイヒィの奏でる音色をノイズでできたトンネルの内壁に塗り込んでいくようなオルーク。5曲で45分だぞ。ラストは素のアコギ曲でトンネル抜けた心地よさ。
ジョージア、ストンプス、アトランタ・ストジョージア、ストンプス、アトランタ・スト
最新作にして、97年に収録されたライヴ。スタジオ・レコーディングとタイム感がまったく変わらないのに驚愕。どこで演奏しようとも、よれよれしてしまうギタリストなんですね。人力ながらむりやりループしたような演奏が生む、あやしい高揚は癖になる。