2004年7月22日発売
その昔はラジオ番組名から“ホーム・ソング”と呼ばれた抒情歌を、コンサート“出逢い、ふれあい、歌いあい”で積極的に歌っている芹洋子ならではアルバム。スタンダードとなった彼女の「四季の歌」や“平成の唱歌”的な存在となった抒情歌を優しく歌う。
発売元
キングレコード株式会社ギリシャ神話に登場する神々の物語に題材をとったクラシック名曲を集めたアテネ・オリンピックを記念してのコンピ。ヨーロッパの文学や美術、音楽分野の創造の源泉となったギリシャ文化の一端に触れる絶好の盤。聴くチャンスの少ないギリシャ国歌も収録。
発売元
キングレコード株式会社横浜を中心に活躍する7人の女性ジャズ/ポップス・シンガーたちが一堂に会して作り上げた企画ミニ・アルバム。「ブルーライト・ヨコハマ」をはじめ横浜にゆかりのある楽曲ばかりを取り上げている。
制作・出演
クラウス・ヴァレンドルフ / ゲルト・ザイフェルト / トマス・デ・サンタ・マリア / ノーベルト・ハウプトマン / ベルリン・フィルハーモニー・ホルン・カルテット / マンフレッド・クリアー発売元
キングレコード株式会社カラヤンが磨き上げた類まれなヴィルトゥオーゾ・オーケストラ、ベルリン・フィルのホルン・セクションのメンバーによるライヴ。豊かな音楽性と完璧なアンサンブルを存分に楽しめる。
ロンドン響のテューバ奏者にして、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのメンバー、ジョン・フレッチャーのソロ・アルバム。テューバとは思えない、軽やかで多彩な表現に驚嘆。
30代前半でオケのポストを離れ、以後、ホルン奏者としては稀なソリストとして活躍した名手へルマン・バウマン。アンコールなどにふさわしいこの小品集でも、多彩で高度なテクニックとチャーミングな表情を披露。
パリ・オペラ座のソロ・プレーヤーで、まだ若手と言われていたころの日本での録音。トロンボーンのレパートリーとは到底思えない難曲をこれでもかと並べながら、超絶的な技巧で楽しそうに吹いているのが凄い。
デファイエはパリ音楽院サクソフォーン科第一期生で、68年に同音楽院教授に就任。“現代サクソフォーン奏法の源”とも呼ばれる伝説的な名手だ。発売当時、この楽器の魅力を堪能できる唯一の録音と言われた画期的な1枚。
ジュリアス・ベーカーの愛弟子で、ソリストとして活躍したポーラ・ロビソン。フルートの極めつきの名曲を集めたアルバムで、決して派手ではないが、洗練された落ち着きのある演奏を聴かせる。
“フランスのエスプリ”という言葉にふさわしい、端正なたたずまいで聴く者を魅了したジャック・ランスロの楽しい小品集。透明で清楚な音楽性が心にしみる逸品だ。
2〜30年前の音源を中心にまとめられた10枚組全集。仁鶴の落語を音だけでしっかり聴くと、音の上での楽しみが実に多いことに気づく。たとえば否応なくクローズ・アップされるのが、一定の声音で切れ目なく語る技術。ここから生まれるテンションの高さと、観客の集中力が一致するときに仁鶴流の“語り芸”が生まれてくるのだ、というようなことを冷静に考察できたり。おそらく舞台が見えたら、まったく別な感じ方をさせられるに違いないのだが。これだけの内容に、ブックレットがやや不釣り合いなのが少々残念。