音楽むすび | 2005年8月3日発売

萩原朔太郎や山村暮鳥らと親交を結び、近代詩の完成に大きく貢献した詩人、小説家の室生犀星作品を、萩尾みどりが朗読した作品集。後世に残したい美しい日本の言葉をテーマにした朗読CDシリーズの1枚。

1910年代末から1960年代前半にかけて活躍した詩人・小説家・文学者の佐藤春夫作品を、佐藤慶が朗読した作品集。JR紀伊勝浦駅前に石碑が建てられている、彼の代表作「秋刀魚の歌」を中心に収録。

詩人、童話作家として多くの日本人に愛されている宮沢賢治の代表的な詩を、上川隆也が朗読した作品集。1931年に病床で書かれた有名な「雨ニモ負ケズ」をはじめ、故郷をこよなく愛した賢治の温もりあふれる詩歌が堪能できる。

2001年に小西康陽の秘蔵っ子としてデビューした女性シンガーの初マキシ。(1)はハチャメチャ・ポップス、(2)はムーディなミディアムと曲調は小西節全開の上、本作では作詞とジャケットに人気漫画家の安野モヨコを迎え、いっそうガーリーな雰囲気でムンムンだ。

2005年1月に芸能生活50周年を迎えた小林旭のコンプリート・シングルズ・シリーズ第6弾、ポリドール編。81年の「思いやり」から91年までの「雪散華」までの10年の間に発表したシングル全曲が収録。

『ウォーター・ボーイズ』『世界の中心で愛を叫ぶ』『砂の器』などヒットTVドラマの劇中で使用されたBGMを選曲した、コンピレーション。新作から懐かしい旧作まで、ドラマティックで心に残るインスト曲ばかりが収録。

失礼ながら、名前は知らなくても多くの人がどこかで耳にしたことがあるだろう(2)を含むカナダ出身のグループのベスト。メロディもいいが、やはり紅一点シンガー、ディクシーの初々しい歌声が何とも魅力的だけに、短命(68〜71年)だったのが残念だ。