音楽むすび | 2005年8月3日発売

2001年に小西康陽の秘蔵っ子としてデビューした女性シンガーの初マキシ。(1)はハチャメチャ・ポップス、(2)はムーディなミディアムと曲調は小西節全開の上、本作では作詞とジャケットに人気漫画家の安野モヨコを迎え、いっそうガーリーな雰囲気でムンムンだ。

2005年1月に芸能生活50周年を迎えた小林旭のコンプリート・シングルズ・シリーズ第6弾、ポリドール編。81年の「思いやり」から91年までの「雪散華」までの10年の間に発表したシングル全曲が収録。

『ウォーター・ボーイズ』『世界の中心で愛を叫ぶ』『砂の器』などヒットTVドラマの劇中で使用されたBGMを選曲した、コンピレーション。新作から懐かしい旧作まで、ドラマティックで心に残るインスト曲ばかりが収録。

失礼ながら、名前は知らなくても多くの人がどこかで耳にしたことがあるだろう(2)を含むカナダ出身のグループのベスト。メロディもいいが、やはり紅一点シンガー、ディクシーの初々しい歌声が何とも魅力的だけに、短命(68〜71年)だったのが残念だ。

カウント・ベイシー楽団との共演でも知られ、アーシーなブルースやスローな楽曲を得意とした男性シンガー、ウィリアムスの94年作品。ロバート・ファーノンのドリーミィなオーケストラをバックに、おなじみのバラードを情感豊かに歌っているのが見事。

ニューヨークのホテル、カーライル内のカフェ・カーライルで68年から2004年までレギュラー出演したシンガーの97年作。張りのある嗄れ声で軽快に歌う(4)では味のあるピアノも披露。ヴァースから始まる(10)ではメリハリの利いた表現でキャバレー・シンガーの真骨頂を伝える。