2005年9月発売
コンサートにおける軽妙なトークで人気のテノール、秋川雅史の新録音。幅広いジャンルのコラボレーションだが、聴きものはやはりカンツォーネだ。粗削りながらも朗々と歌われた「カルーソー」など、決して美声ではないのだが人を惹きつける不思議な力を持つ。
小松原たけし改め松原健之のデビュー・シングル。清潔感のあるヴォーカルで歌うのは、2004年10月、金沢市のイベントに際して制作された叙情歌だ。五木寛之&弦哲也による完成度の高い仕上がり!
90年代のクラブ・ジャズ・シーンに颯爽と登場し、人気を博した歌姫がこれまでに録音した音源から、フリー・ソウルの曲ばかりを集めたコンピレーション・ベスト。選曲・監修にはカフェ・アプレミディなどでお馴染みの橋本徹があたっている。
2005年にデビュー10周年を迎えた山崎まさよしの、記念ベスト・アルバムが2タイトル同時発売。本作は既発シングルのA面を飾ったヒット曲/名曲がずらりと並んだシングル・ベスト。入門編にも最適だ。
山崎まさよしのデビュー10周年記念企画ベストのシングルBサイド集。これまで発表したシングルのカップリングの歌もの曲に、多くのシングルに収録されていた即興ギターのインストのほか、CM使用曲などレア音源も聴ける。
二人の人気ピアニストが2005年2月に大阪で行なったデュオ・ライヴ。収録曲を二分し、それぞれの所属レーベルから同タイトルで同時発売。本作は小曽根サイドのリリース。色の異なる2頭の蝶が花の周りを円舞するような華麗さを備えた、みずみずしいジャズ。
作品の新旧を問わず、常に新しい光を照射して、新たな魅力を開拓しているクレーメルと彼のオーケストラが、シューベルト晩年の弦楽四重奏曲に挑んだ。彼らによって、シューベルトがどう変貌したか。
ハーンは相変わらずしっかりと安定しており、隙がないけれども堅苦しくなく、音色の温かさ、純度の高さ、輝きも必要にして十分。こまやかな表情の変化も非常に巧み、かつさりげない。ピアノもきれいな音で楽しげにデュオを演奏している。現代の名演。
クーベリックの最初のシューマン交響曲全集からの一枚。音もうまく復刻されている。アバド、ラトルで変わってしまったBPOも、当時は重い音がしている。クーベリックは引き締め気味に、幾分ごつごつした感じで、カラヤン色を払拭。テンポは少し落として、スケール感を出している。