制作・出演 : クレメラータ・バルティカ
キーシン初の弾き振り。室内楽的なアンサンブルで、アーティキュレイションなど細部を丁寧に描く。キーシンのピアノはいつもながらタッチや音質に隙がなく、特に緩徐楽章はじっくりと弾いて、美しく磨き上げている。その分、K.466のデモーニッシュさは些か薄らいでいると感じる向きもあるかも。
音楽の表情の変化に即し、思いきって速度感を切り替えて走り、たゆたい、色を放つ箇所では現代楽器の響きの色を最大限に活かす。どちらが主でも従でもなく、ソロとアンサンブルが互いに自在に振舞いながら斬新闊達な音楽的充溢を創り出すクレーメル流。健在!★
ミカラ・ペトリ50歳誕生日記念コンサート 現代最高のリコーダー奏者、ミカラ・ペトリの50歳誕生日を記念して催されたコンサートのライヴです。幅広いレパートリー(現代音楽の紹介にも熱心!)を持つ彼女だけに、ここでの選曲もとても練られたものとなっています。最後に演奏された「ハッピーバースデイ変奏曲」はクレメラータ・バルティカが得意としている曲で本来は14の変奏からなる作品で、ここではその中の4つが演奏されています。(ナクソス) 【収録情報】 ・アルビノーニ:協奏曲ニ短調 ・チェン・ユイ:古風な中国の美 ・モーツァルト:アンダンテ K315 ・ロータ:弦楽のための協奏曲 ・ヴァシリエフ:Valere lubere ・ヴィヴァルディ:協奏曲ハ長調RV443 ・ハイドリッヒ:ハッピー・バースデイ変奏曲より ミカラ・ペトリ(リコーダー) クレメラータ・バルティカ Powered by HMV
作品の新旧を問わず、常に新しい光を照射して、新たな魅力を開拓しているクレーメルと彼のオーケストラが、シューベルト晩年の弦楽四重奏曲に挑んだ。彼らによって、シューベルトがどう変貌したか。