2006年11月発売
Like a little LoveLike a little Love
8枚目のシングルは、ピアノとの独唱で始まる泣きのラブ・バラード。恋愛の歌ゆえどこか影のある響きを持つ彼女の声が印象的であり、グッと感情移入してしまうような妖しい魅力がある。サビを迎え盛り上がると伸びやかながら不安定な声質になり、それがまた心をくすぐる。
ファクト・アンド・フィクションファクト・アンド・フィクション
カリフォルニア出身の4人組の本邦デビューとなるセカンド(2005年作)。トラプトのクリス・ブラウンがプロデュースを手掛けており、エモでキャッチー、しかし、それでいて哀愁味を湛えたサウンドは、聴き手の懐へスッと入ってくるメロディ使いが絶妙だ。
ISHIYANISHIYAN
4年半ぶりのアルバムは、ベテランらしい安定感と人柄を感じさせる温かいムードでじんわりと聴かせてくれる。レイドバックしたなかにも、名曲のカヴァー(3)のギター・ソロはじめ、鋭い響きをチラッと織り交ぜるあたりの技もニクイ。インストを含め曲も粒揃いだが、(8)が特にいい。★