2006年12月発売
アトランタのヒップホップ・デュオ、イン・ヤン・ツインズのアルバム。本作が最後となる長年のパートナー、コリパークのほか、ワイクリフ・ジョンなどが制作に参加。バラエティに富んだキャッチーなトラックと、個性的な二人のラップが見事に合致した快作。
新垣勉の歌には私たちを惹きつける不思議な力が宿る。歌唱の巧拙という次元を超えて聴く者の胸に直接訴えかける魂の叫びが感じられるからだろう。日本人なら誰もが心の琴線に触れる懐かしい歌の数々に加え、切々たる「私と小鳥と鈴と」を聴けるのが嬉しい。
東京を拠点に活動する2人組サウンド・システム・ユニットのコンピ。彼らのリディム(=トラック)をもとにした、数々のアーティストの楽曲を1枚にコンパイル。初作「CONCRETE」など、4つのリディムが使用されている。
PSPソフト『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』主題歌として書き下ろしたシングル。わずかな希望の光を胸に立ち向かうというゲームの世界観とリンクした、前向きな姿を描いたポップ・チューン。カップリング曲「月のない夜」は静かな夜を思わせるバラード。
大フィルとのポップス・コンサートやNHKでのゆうがたクインテットなどで人気沸騰の作曲/編曲家、宮川彬良が大阪市音楽団と組んだ、痛快なライヴの音源を収録。絶妙な編曲でのパワフル緻密な演奏が堪能できる。
BEGINの上地等プロデュースによる新進シンガー・ソングライターのファースト・アルバム。いかにも沖縄的ともいえる爽やかなアコースティック・サウンドと素直で温かみのある歌声には、思わず心洗われる。細部までこだわったていねいな音作りにも感服。★
シティ・ミュージックの元祖ともいえる山本達彦のアルバムは、期待を裏切らぬ心地よい大人の音楽。彼自身の年輪による深みが、どの曲からも伝わる。男と女の世界を、力みも飾り気もなくサラッと、それでいてある種の凄みを持って唄い上げている。