2007年10月発売
制作・出演
シュターツカペレ・ドレスデン / ドレスデン国立歌劇場合唱団 / ヘルベルト・ブロムシュテット / ヘレーナ・ドゥーゼ / ベートーヴェン / ペーター・シュライヤー / マルガ・シュイムル / ライプツィッヒ放送合唱団発売元
キングレコード株式会社ドレスデンの首席指揮者時代に完成させたベートーヴェン交響曲全集からの1枚。旋律線のうたわせ方の上手さと、ドイツの伝統を色濃く残していたドレスデンの響きが魅力。東独を代表する声楽陣も素晴らしい。
マズアがゲヴァントハウスの音楽監督時代に録音した、最初のシューマン交響曲全集からの1枚。ドイツのオーケストラの伝統的な響きが実感できる、今や貴重な録音で、シューマンの魅力が良く表われた佳演だ。
20年間首席指揮者を務めたベルリン放響との代表的な録音のひとつ。速めのテンポ、アクセントや間合い、旋律のうたわせ方など独自の個性が光るブルックナーで、質実剛健ないかにもドイツ風といった響きを聴かせている。
制作・出演
ハインツ・レーグナー / ハラルド・ヴィンクラー / ベルリン放送交響楽団 / ベルリン放送女声合唱団 / ベルリン放送少年少女合唱団 / マーラー / ラトヴィガ・ラッペ / ルートヴィヒ・ギュトラー発売元
キングレコード株式会社レーグナーの個性が光る演奏として、ブルックナー以上にファンの間では話題となった一枚。ロマンティックに過ぎず、誠実な取り組みをしているが、端々にレーグナー独特の音楽作りが光っている。
発売元
キングレコード株式会社発売当初から評価の非常に高かったアルバム。楽譜の改編、主情的演奏にもかかわらずマーラーの本質をはずさないケーゲルの慧眼は素晴らしい。ライプツィヒ放響の合奏も含め、一聴に値する演奏だ。
ワーグナー19歳の時の唯一の交響曲と、それから約40年後の「ジークフリート牧歌」との興味深い組み合わせ。交響曲はあまり聴く機会のない作品だが、上質な演奏を聴かせている。
発売元
キングレコード株式会社ヘンデルのオルガン協奏曲はオラトリオの幕間に演奏された、いわば余興的な意味合いを持った、華やかで明るく開放的なものだ。本作では、旧東独の名オルガニスト、ケーラーによる演奏が楽しめる。
発売元
キングレコード株式会社シュミットは32、3歳のとき、マズアは40代前半で、ともに若さが伝わってくる演奏だ。幾分速めのテンポで、シュミットの明快なタッチと折り目の正しさ、そしてマズアのきびきびとした音楽の運びが味わえる。
発売元
キングレコード株式会社グレッツナーは、当時のライプツィヒ放送響の首席を務めていたオーボエ奏者。ハウシルトは当時40歳代半ばの中堅指揮者だった。オーソドックスで伸びやかで美しい演奏が繰り広げられた佳演だ。
発売元
キングレコード株式会社フランク最晩年の曲で、かなりの大曲。CDの種類も少ないので、この名盤が復活されたのはありがたい。刺激的ではないが、アンサンブルは密で洗練されており、フランクのドイツ的側面も活かされた見事な演奏だ。
発売元
キングレコード株式会社ブラームスの室内楽の中では、クラリネット五重奏曲や弦楽六重奏曲などと並んで人気の高い曲。親しみやすく、抒情的で美しい旋律に満ちている。大仰な身振りはないが、誠実で簡潔な演奏が魅力的だ。