2007年11月5日発売
ジャルスキー/カレスティーニ〜あるカストラートの物語 40ページ・ブックレット 18世紀イタリアの名カストラートへのトリビュートをテーマにした新録音。カレスティーニは18世紀前半〜中盤に活躍して大人気だったカストラート。ヘンデルは『クレタのアリアンナ』を彼のために作曲しています。”完璧なカストラート”と評された先輩へのトリビュートとその歌唱の再現をめざしたジャルスキーの新録音です。(EMI) ・ポルポラ:『Siface』〜(エルミニオ)Tu che d'ardir m'attendi ・カペッリ:『I fratelli riconosciuti』〜(アッターロ)Ciel memico ・ヘンデル:『クレタのアリアンナ』〜(テセオ)Qui ti sfido ・ヘンデル:『アリオダンテ』〜(アリオダンテ)E vivo ancora?-不実な女よ、戯れるがよい ・ヘンデル:『アルチーナ』〜(ルッジェーロ)Sta nell' ircana; Chi scopre al mio pensiero - Mi lusinga ・レーオ:『Farnace』〜(Farnace)Se mi dai morte ・ハッセ:『ティトの慈悲』〜(セスト)Se mai senti; Vo disperato ・グルック:『オルフェオ』〜(オルフェオ)Ecco all' aure supreme - Mio bel nume; In mirar la mia sventura フィリップ・ジャルスキー(カウンター・テノール) ル・コンセール・ダストレイ エマニュエル・アイム(指揮) Disc1 1 : Porpora: Siface: Tu che d'ardire m'attendi 2 : Capelli: I fratelli riconosciuti: Ciel nemico 3 : Handel: Alcina: Mi lusinga 4 : Handel: Arianna in Creta: Ove son ... Qui ti sfido 5 : Handel: Ariodante: Scherza, infida 6 : Handel: Alcina: Sta nell'ircana 7 : Leo: Farnace: Se mi dai morte 8 : Hasse: La clemenza di Tito: Se mai senti 9 : Hasse: Vo disperato 10 : Gluck: Demofoonte: Sperai vicino il lido 11 : Graun: Orfeo: Mio bel nieme 12 : Graun: In mirar la mia sventura Powered by HMV
名が広く知られるきっかけとなった「白い蝶のサンバ」をはじめ、酒場や夜汽車から都会の片隅まで、描き出す世界の幅広さにあたらめて驚く。“たかが歌”と言わせないような詞を書きたい、と生前に語った氏の言葉が蘇る。近年はあまりマイクを持たぬ大女優10、11、17曲目の名唱にも注目。
作詞家・阿久悠の作品を歌った男性歌手のオリジナル曲を集成。決定打といえる曲が抜けてはいるが、企画性やコンセプト先行型だった阿久の作詞法が、ポップスの本質である同時代性を突いていると実感させる。それだけに魅力だった毒々しさは色褪せている。