2007年12月発売
序曲や間奏曲、劇中に流れる管弦楽曲を集めたもの。サッカーなどの大きなイベントを盛り上げる「凱旋行進曲」や、TV-CMで有名な「ウィリアム・テル」序曲など、耳なじみの深い有名曲が並べられている。
稀代のメロディメイカー、チャイコフスキーの真髄が堪能できるアルバム。3大バレエのおいしいところを抽出した、甘美で躍動感がある多彩なメロディの数々が繰り出されていく。
独創的なサウンド感覚を持ったロシアのムソルグスキーの名作2曲を収録。「展覧会の絵」は、ラヴェルが絢爛豪華な管弦楽曲に編曲したもの。一方「禿山の一夜」は、野趣あふれる原典版で楽しめる。
オーケストラの魔術師ともいわれるリムスキー=コルサコフが、そのオーケストレーションの才をフルに発揮して書き上げた一大絵巻。『アラビアン・ナイト』の世界を見事に音で描写した、オーケストラの魅力いっぱいの一枚。
近代の管弦楽法のひとつの精華を聴くことができるレスピーギの代表作。「ローマの松」は4ヵ所の松をテーマに古代ローマの歴史を描き、「ローマの祭り」は古代から現代までの4つの祭りを壮麗に描いた作品だ。
後期ロマン派の最後の巨人、R.シュトラウスの精緻で壮大な音響世界が堪能できる一枚。「ツァラトゥストラ」は、ニーチェの哲学を音楽化した音絵巻。「ティル」は、中世のいたずら者の物語をユーモラスに描写した傑作だ。
20世紀前半のアメリカを代表する作曲家、ガーシュウィンの魅力を凝縮した作品集。ジャズのイディオムとクラシックとを見事ミックスした「ラプソディ・イン・ブルー」など、ジャジィなヒット・ソングを収録。
シュトラウス2世の作品を中心に、弟ヨゼフとの合作「ピチカート・ポルカ」や父親シュトラウス1世の「ラデツキー行進曲」を含む、ウィーン情緒満載のワルツ集。おなじみの曲ばかりの、みんなで楽しめる一枚だ。
ラヴェルと並ぶ印象主義音楽を代表する作曲家、ドビュッシーの作品集。印象主義音楽の嚆矢とされる、マラルメの詩を題材にした「牧神の午後への前奏曲」をはじめ、新しい音楽を切り拓いた作品が収められている。
ドイツ最大のオペラ作曲家ワーグナーの管弦楽曲集。長大なオペラの中から、誰にも手軽に楽しめる管弦楽作品を収録。滔々(とうとう)と流れる息の長い旋律や勇壮なブラスの響きなど、ワーグナーの魅力が凝縮されている。
プロコフィエフの代表的なバレエ音楽。組曲もあるが、これは全曲版からの抜粋盤。全曲は長く複雑な構造を持つが、各メロディは明快で分かりやすく親しみやすい。この名作を、まずは抜粋盤で楽しもう。
アメリカのマーチ王、スーザの作品集。第2のアメリカ国歌と言われる「星条旗よ永遠なれ」をはじめ、多くの曲は運動会などでおなじみの曲だろう。マーチの芸術性をも高めたスーザの名曲の数々が楽しめる。
もっとも有名なバロック音楽であり、四季折々の自然や風物、犬や鳥の鳴き声までを描いた描写音楽の元祖的な作品。協奏曲の形式を持ち、ヴァイオリンとオーケストラとの共演も聴きどころとなっている。