2007年12月発売
T.REXの決定版ベスト・アルバム。おなじみの人気楽曲からリリース要望の高かったレア・トラックまで、ファン垂涎のナンバーが集められている。29歳の若すぎる死と才能の重みが感じられる素晴らしさだ。
いまだにその人気に衰えが見られない大御所演歌歌手、川中美幸の大全集。時に艶やかに、時に寂しげに歌いまわす彼女の表現力は並々ならぬ実力だ。数々のヒット曲がそれを証明してくれる一枚。
極め付きのモーツァルトとブラームスということで、いまだに名演として評価も人気も高い録音。音質自体は古くなってはいるが、やはりウラッハの音色は抗しがたい魅力がある。必携の一枚だ。
ウィーン風演奏のひとつの典型を聴くことができる名盤。ヴラッハの醸し出す音色や歌い回し、エールベルガーによるファゴットの得も言われぬ雰囲気など、今や聴くことがかなわなくなった音楽が流れている。
ウラッハの温かさ、柔らかさ、気品のある歌い回しなど、ウラッハの魅力が心ゆくまで堪能できる一枚。デムスとの絶妙な語り合いもまた魅力を倍加している。ホルン三重奏曲の香り豊かな演奏も素晴らしい。
ドイツ・ロマン派のクラリネット曲の魅力が楽しめる一枚。ウラッハの柔らかくほの暗い音色が、ドイツ・ロマン派の本質を見事に表現し尽くしている。またアンサンブル全体の音色もこのアルバムの魅力のひとつだ。
制作・出演
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団員 / オットー・リューム / シューベルト / バリリ四重奏団員 / パウル・バドゥーラ=スコダ / ヨーゼフ・ヘルマン / ルドルフ・シュトレンク / ワルター・バリリ制作・出演
アントン・カンパー / イェルク・デームス / ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団 / エーリッヒ・ヴァイス / カール・マリア・ティッツェ / ギュンター・ヴァイス / フェルディナント・シュタングラー / フランツ・クヴァルダ / ブラームス長らくこの2曲の第一の名盤として評価されてきた録音。今聴いても、シューマンのロマンティシズムが香り豊かに漂っていて、成熟した大人の演奏という観を強くする。格調が高いとは、こういう演奏をいう。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー木管グループ / ウィーン国立歌劇場室内管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場管弦楽団 / ドクトール / バリリ / フェリックス・プロハスカ / ヘンリー・スウォボダ / モーツァルト制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー木管グループ / オットー・リューム / バリリ弦楽アンサンブル / ベートーヴェン / リヒャルト・クロチャック / ルドルフ・シュトレンク / レオポルト・ウラッハ / ワルター・バリリ一昔前の第1ヴァイオリンの個性が比較的際立ったアンサンブルだが、スタイルの古さを超えた表情を聴かせている。機能美や現代的な鋭いアクセントやリズム感では表わせない美しさが、そこはかとなく感じられる。
戦前のウィーン・フィルのコンサートマスターであった、バリリが率いる弦楽四重奏団の代表的な録音のひとつ。親密なアンサンブルとバリリの個性が溶け合って、馥郁(ふくいく)としたウィーンの香りが立ち昇っていくような演奏が楽しめる。
デムスとバリリSQとが作り上げた燻し銀のようなブラームス。若きブラームスの青春の息吹と、厚みがあるサウンドがもたらす暗さがブレンドされたブラームス独特の世界が、瑞々しく繰り広げられている。