2007年8月29日発売
ハイドンが、パリの演奏団体からの依頼で書いた6曲の交響曲をまとめたもの。きわめて古典期な様式美の作品集で、ハイドンの職人技が冴えている。この作品の特徴を良く表わした演奏として高い評価を得た録音だ。
この作品は、ヘンデルの合奏協奏曲の中でも傑作と言われているもの。重厚で華麗な作品から軽快なものまで、ヘンデルのさまざまな書法をイタリア合奏団が爽快に演奏しきっている。胸のすく一枚だ。
制作・出演
アーダルベルト・スコチッチ / イェルク・デムス / ウィーン室内合奏団 / ゲルハルト・ヘッツェル / ハット・バイエルレ / フランツ・ゼルナー / ヘルベルト・マイヤー / モーツァルト / ヨーゼフ・ヘル発売元
日本コロムビア株式会社ウィーン・フィルのコンサートマスター、故ヘッツェルがリーダーとなり、ウィーンの名だたる演奏家が参加して結成されたウィーン室内合奏団の集大成。これがウィーン・スタイル、という演奏は今や貴重となった。
右手の故障から立ち直って、デンオン・レーベルに新たにドビュッシーのピアノ曲集を再録音したときのもの。ドビュッシーの本質を穿った名演として、完全復活を印象付けた一枚だ。
ハイドンは、交響曲や弦楽四重奏曲だけでなく、ピアノ・ソナタの分野でも、古典的なスタイルを確立し影響力を発揮した。本作は、オルベルツの、というよりハイドンのピアノ・ソナタ全集として代表的な録音だ。
制作・出演
オットー・ヴィーナー / クレーア・ワトソン / ジェス・トーマス / ハンス・ホッター / バイエルン国立歌劇場合唱団 / バイエルン国立歌劇場管弦楽団 / フリートリヒ・レンツ / ヨーゼフ・カイルベルト / ワーグナー発売元
日本コロムビア株式会社制作・出演
アントン・パウリク / ウィーン・フォルクスオーパー男声合唱団 / ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / ウィーン国立歌劇場男声合唱団 / ウィーン国立歌劇場管弦楽団 / ウェルナー / エーリッヒ・クンツ / フランツ・リトシャウアー発売元
日本コロムビア株式会社かつてキングから発表されたものの長らく廃盤となっていた、ドイツ浪漫の原典『ドイツ学生の歌』の再発盤。空前絶後の全集で、クラシック音楽とも関係が深く貴重なアルバムだ。
2000年に大阪で結成された4人組(結成当初は5人組)ヒップホップ・ユニットのベスト・アルバム。Sowelu、EXILEとのコラボレーションによる「24karats」など新曲も3曲収録されている。かなりトンガッた、ディープでハードなヒップホップ。
通算10作目のアルバムは、アコギの楽しさを伸び伸びと打ち出したソロ作品。いかにもギターらしいコード奏法が飛び散るようなオリジナル曲の爽快感、メロディの主張をたっぷり活かしてざっくり弾くアレンジ曲、そのバランスもまた絶妙。「パフ」の収録が嬉しいなぁ。
トランス系のダンス・ミュージック“サイケデリック・トランス”を集めたアルバム。東京で開催されているサイケデリック・トランス・イベント“サイケデリック・レイヴ”との連動企画作品だ。
北島三郎ファミリーの演歌歌手、北山たけしの5枚目となるシングル。入道崎、カンカネ洞、大桟橋といった秋田の名勝を盛り込んだ壮大な歌詞を、ロマンあふれる力強い歌声で綴った叙情演歌だ。
プロコフィエフはベルリン・フィルの定期演奏会でのライヴ録音。ユンディ・リの演奏は、テクニックに優れ、美しく、安定感があるが、ラヴェルではもう少し雰囲気が欲しい。小澤&ベルリン・フィルが雄弁で、そちらの方に耳がひきつけられる。