2008年7月9日発売
イラン古典音楽の巨匠ナーゼリーが、イランの民族英雄叙事詩『シャー・ナーメ(王書)』を自らのルーツであるクルド語で熱唱する。
北インドのシタールに匹敵する南インドのヴィーナ。今は亡き巨匠バーラチャンダが残した貴重な演奏。
インド人が最も愛する擦弦楽器サーランギー。74年のジョージ・ハリスンの全米ツアーにもラヴィ・シャンカルと共に参加した名手スルターン・カーンの傑作。
シタールやヴィーナより古い起源を持つと言われるスライド奏法楽器チトラヴィーナの現代の旗手、ラヴィキラン。絶えず試みている伝統の継承と新しい音楽への挑戦。最新録音盤。
インドネシアのジャワ島で10世紀以上もの間、民衆と共に生きてきた影絵芝居ワヤン。ここでは長時間演奏の中からエッセンスを凝縮して選曲。
中部ジャワ最大のガムランホールを持つもう一つの王宮、ソロ・マンクヌガラン家のガムラン。ここでは標準よりずっと大きな楽器を使用、まさに降り注ぐ迫力の音場。
バリの人々にこよなく愛される影絵劇ワヤン。宮廷文化によって発達したジャワのワヤンとの比較試聴も面白い。
西域から日本までつながるまさにシルクロードの楽器、琵琶も中国にしっかり定着して、細かな独自の表現方法を編み出した。
中国の古来の楽器筝。巨匠何寳泉と柔らかな音色が特徴の南派を代表する孫文妍夫妻による中国古筝名曲集。
シルクロードの中心の一つサマルカンド。トルコやペルシャ、そしてウイグルを通って中国中原の地へ。様々な文化、音楽のクロスロード。
シルクロードに花開く豊かな音楽。叙事詩マナスの弾き語りや恋の歌などの歌唱と国民楽器コムズをフィーチャーした器楽曲を収録。
最高の実力と人気を誇る国民的歌手パシャ・イシャの声に様々な楽器の名手達の名曲の数々。ウイグルのオアシス都市に栄え演奏されてきたウイグル音楽の集大成12ムカームからチャビアット・ムカームを収録。
広くイスラム世界で愛されているガザル。本場パキスタンから歌姫アーシャ・サマンを迎えて収録されたウルドゥー・ガザル。
声楽がインド古典音楽の終着点と言われ、その最高峰に君臨するのがビームセン・ジョーシー。インドの至宝がこの1枚に。
南インド古典音楽のヴィーナ演奏者の中でも最高のテクニックで定評のあった故・チッティ・バーブのベストプレイ集。
北インド音楽界きってのエリート家系に列なるアーシシュ・カーンが門外不出の秘曲を演奏、サロードの熱演集。
ペルシャのサントゥールと異なりダイナミックな奏法で人気のソポリがインド古典音楽に挑むインド・サントゥール名演集。
インディアン・フルートでも北のバーンスリーに対して繊細さが聴き所のクラル。南インドで神童とも言われたシャシャーンクの世界デビュー盤。
南北インドのパーカッショニスト達が共演。全インドきっての名手たちが音色や技を競い合うスリリングな超絶技巧。