音楽むすび | 2008年9月3日発売

ソウルを軸にヒップホップ、ハウス、ジャズなどの要素を盛り込んだダンス・ミュージックで高い評価を得ているトリオの過去2作品の人気曲をALTZや福富幸宏らがリミックスした作品。バンド・サウンドならではの熱を活かしつつクールに再生させた手腕は見事。

女性キーボード奏者のセカンド・ソロ・アルバムは、ZARDのピアノ・インストによるカヴァー集。ZARD最後のレコーディングにもピアノで参加していたという彼女の楽曲への、そして坂井泉水への敬意と愛情が感じられる演奏は、聴き手の心に響く。

「大都会」の大ヒットを持つ元クリスタルキングのヴォーカル、田中雅之のミニ・アルバム。1?3曲目とR&R ナンバーが並ぶが、「生きる」は一転、重いテーマを取り上げたバラード。手足の自由を失った元甲子園球児の詩を、シットリと、そして力強く唄い上げている。

小竹克昌を中心とする三人組ユニットの、4枚目のマキシ・シングル。ふわふわした木訥な歌声に浮遊感のあるサイケデリック・サウンド、という取り合わせが基本だが、突如爆音ギターが鳴りヴォーカルも絶叫するなど、意外な展開になるところがおもしろい。

TV『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンゴールド役、徳山秀典が結成したeroicaのファースト・ミニ・アルバム。バリバリのハード・ロックで、ギターの吠え具合がたまらない。徳山のヴォーカルは押しまくるだけでなく、ときに切なさも感じさせ、結構、懐が深い。