著者 : ただのぎょー
「おうじょさまのつのなおしてあげる! 謎の生物といっしょに、魔女修行に打ち込む少女のにょきにょきファンタジー第二巻! コミックス1巻同日発売! 書き下ろし番外編収録!
「シュヘラ姫は序列二位である妃になると決まりました」 「……他の国の姫も妃に置くということですか?」 癸氏は再び首を横に振る。 「否。シュヘラ姫のみが妃となります」 巫覡の力のせいで冷遇されて生きてきた王女シュヘラ。 朝貢の道具として、瓏帝国へと嫁ぎ後宮に入ることになるが、まさかの序列二位! なのに皇帝からは初夜に『愛さない、抱かない』と宣言されてしまい──!?
王妃になるべくして育てられてきたヴィルヘルミーナ。 彼女を疎ましく思う王太子の策略により、平民まで身分を落とされてしまうが、ここで泣き寝入りする彼女ではなかった。 夫アレクシの研究を支え、全力でバックアップを展開。 国家や世界をも揺るがす世紀の発明、魔素結晶化装置をひっさげ、会社まで設立してしまう。 夫を献身的に支え、うだつの上がらない研究者から一流の実業家に変身を遂げさせる彼女の「復讐」計画とは?
アレクシの発明、魔素結晶化装置を用いた「簡易魔力測定所」は大盛況。 A&V社の業績は右肩上がりを続ける。 大気中魔素集積装置の完成も大詰めを迎える中、それぞれの関係性に変化が訪れる。 令嬢としての自覚が芽生えたイーナ嬢と、愚かなままのエリアス王太子。 美貌はそのままに、強くたくましく成長したミーナと自信がついて男ぶりを上げたレクシー…… 二人の偉業は「復讐」にとどまらず、やがて国家や世界を変えることに!
田舎男爵令嬢テサシアは、十分すぎるほど身の丈を意識し、有力貴族の集うカウフォード学園でモブに徹していた。 目立たず、騒がず、二大勢力に近づかず── そんな彼女の癒しは、「推し」ルートヴィッヒ様のお姿を遠くから拝むことのはずが、王太子の婚約破棄がルートヴィッヒまで連鎖し、ひょんなことから「推し」の婚約者候補に! 風が吹けばテサシアが見初められる的流れに、戸惑いを隠せない彼女だったが──