著者 : りょうとかえ
「私がいなくなって数年後、もしお困りの際はお読みください」--王国一の才女と称えられたクロエは、王太子に婚約破棄され、国を去った。王太子はクロエの義妹と結ばれ、全てが順調に進むはずだった…。3年後、身勝手な王太子妃、国内で流行る疫病、他国との緊張状態に苦しむ王太子は、クロエが残した手記を発見する。そこには祖国を救うための知恵が記されていた。起死回生を図る王太子と、クロエに憎悪を抱く義妹はそれぞれの思惑でクロエの動向を探り始めるが…? 彼女が消えたあの日から、すでに崩壊は始まっていたーー。
「この家が好き?」「嫌いです。一日だっていたくありません」 前世の記憶を思い出した公爵令嬢のリリアは、自分が無実の罪で処刑される悪役令嬢に転生したことに気づく。 断罪を回避するため自分を虐げる毒親の所業を王妃に訴え、リリアは王家の養子になることに成功した。 リリアの知る小説ではラスボスと恐れられる王妃も彼女には優しく、その息子、フェルト王子とも仲良くなる。 王宮で魔力の才能を伸ばすリリアは、やがて王家と貴族の派閥争いにより、王族の資質を問われることにーー。 ラスボスの娘になったリリアの物語が今、始まる!
神様のミスでひとりぼっちの赤子として異世界転生したライラ。お詫びにと規格外の魔力を開花させてもらい、レッサーパンダの従魔・モーニャと4歳まで何不自由なく暮らしていた。ライラが「森の魔女」「驚異の新星」「破壊の幼女」…と巷で噂のちびっこ冒険者として活躍していたある日。生き別れた父と再会! しかも彼は「氷の魔術王」と恐れられる国王アシュレイでーー!? 突然王女になってしまうも、そんなことはおかまいなし。とっておきの爆裂薬でS級魔物をあっさり討伐したり、世にもおいしい魔物料理を振舞ったり、お手製エリクサーで隣国の竜騎士団長を救ったり… 自由で規格外なライラに、アシュレイは次第に絆されていく。やがてライラの画期的な魔法薬は国中に広まり、王国は好景気に! さらにアシュレイの卓越した魔術×ライラの魔法薬のコンビ技で国の問題を次々解決していき…!? 【魔法薬オタクな天才幼女×クールで親バカな天才魔術王】な最強父娘、無双します!!
冬至祭が迫るヒールベリーの村に急報! ステラの末裔を名乗る東方の国から、ステラに会いたいとの知らせが届く。 祭を盛り上げるべく、村人総出でアイデアを出し合い、作業が進む中、 悩むステラと寄り添うエルトの関係にも少しだけ変化が……? そしてついに、何もない未開の地から植物魔法で発展した村の集大成、大賑わいの冬至祭が開幕します!
秋深まる季節、冒険者ギルド設立に向けて大忙しのエルト。ギルドの場所や建物を検討したり、併設するレストランのメニューを考えたり……と、そこに現れたのは危険なブルーヒドラ! 新たなモフモフ種族やモフモフの着ぐるみを被ったS級冒険者も加わり、みんなでブルーヒドラ討伐&ギルド設立に奔走! 領地発展はもうどうにも止まりません!?
迷宮で見つかった卵の孵化計画を進めていたエルト。 そこから孵ったのはなんと、喋るコカトリス女王ディア! しかもエルトとステラを親と認識してしまい、一つ屋根の下で賑やか共同生活が始まることに。 他にも地獄の侯爵を召喚しちゃったり、新しいダンジョンが見つかったり、魔物の大量発生があったり……!? 今日も領地は賑わいながら拡大中!
貴族に転生した少年エルトは無能の烙印を押され、領民0の僻地の管理者として放りだされた。 だが彼の持つ"植物魔法"は、領地開拓には最適の万能魔法だった! 作物から建物まで生み出す魔法と前世の知識を活かして開拓していくうちに、どんどん領民は増えて賑やかに。 しかも、何もないはずの領地は実は宝の山でーー。 異世界のんびり開拓記、開幕!
アラムデッド王国の王女エリスから婚約破棄を言い渡された没落貴族のジルは、その裏に陰謀が蠢いているのを察して、イライザたちと国外に脱出。 しかし逃亡先で、再誕教団がアラムデッド王国に眠る《死と悪の神エステル》の復活を企んでいるのを知る。 エステルが蘇れば、人類は死に絶えてしまう……。 再誕教団の野望を阻止するにはジルが持つ《神の瞳》が必要だと聞き、ジルたちはアラムデッド王国に引き返すが、彼らの前に突如アラムデッド王国の重鎮であるミザリーが現れ、ジルに刃を突きつける! 外れスキル《血液増大》と《血液操作》しか持たないジルは、世界を救えるのかーー!? 大幅な加筆とオリジナルエピソードを追加した、没落貴族の成り上がり譚第2弾が満を持して登場。