著者 : アトハ
『無のクワドラプル』に認定されたオリオンは、魔導師組合で古代魔法に興味津々のプリシラに歓迎を受ける。オリオンになついたプリシラは、魔導師組合長という立場を忘れ彼らと行動をともにする。そんなプリシラの口から、オリオンの師匠であるジークフリートの名が出てきて…。
開戦の火蓋が切られた“聖戦”。魔導皇国は神聖ヴァイス王国の策により劣勢を強いられていた。戦線を押し上げるためアリシアと魔王・アルベルトが出陣する。しかし、戦場を駆けるアリシアの前に早くも敵将のイルミナが現れた!!
聖女として王国を守ってきたアリシアは、ある日、婚約者である王子と浮気相手に嵌められ、冤罪で投獄され、公開処刑されてしまう。人々の悪意に絶望したアリシアは最後に願うーこんな国、滅んでしまえばいい、と。しかし、処刑されたはずのアリシアは、戦争状態にあった魔王によって生き返らされる。しかもその身には、聖女の力に加えて闇属性魔法まで宿していた。-あはっ、これで王国軍を皆殺しにできる。これは処刑台から蘇った聖女が、魔王と手を組んで王国を滅ぼさんとする復讐譚である。
基礎魔法すら使えないという理由から、勇者パーティーを追放された魔術師のオリオン。途方にくれていたオリオンは偶然、魔物に襲われそうになっていた少女アリスを助ける。彼女は魔術の天才だと称されるほどの魔法使いであったが、彼女を助ける際にオリオンが放った魔法に圧倒され弟子入りを決意。戸惑うオリオンと行動をともにするのだった。一方、オリオンを追放した勇者パーティーは弱体化し没落をはじめるー。
聖女が預言した新たな『厄災』世界を改変するスキルで、絶望の運命を書きかえろ!!アレスたちの前に現れた、預言の力を持つ王女シャルロッテ。アレスに興味を持ったと語る彼女は、強引に旅に同行しようとする。そんな折、異常なモンスターの出現情報を得て討伐に向かう一行。そこにいたのは、なんと全属性の攻撃が効かない未知のモンスターであった!危機に陥りながらも、アレスは覚醒した新能力『アップデート』で敵を打ち倒す。しかし、ほっとしたのも束の間、シャルロッテが堕天使ネフィリスの復活と、新たな厄災を予知してー!?
スキルを授かる神託の偽で、アーヴィン家の次期当主であるアレスは“チート・デバッガー”という正体不明のスキルを授かってしまい、そのため家族からは“外れスキル”だとみなされ、家を追放されてしまう。途方にくれながらも隣町を目指していた道中、アレスはモンスターと戦う婚約者ティアの姿を見つけた。とっさに助太刀するアレスだったが、その戦闘中に“チート・デバッガー”が発動し、まさにチート級の効果を発動させてしまう!!そしてアレスの夢に付いていくと言うティアと共に、2人は“世界の果て”を目指す旅に出るのだったー!!