著者 : アビゲイル・パジェット
わらの少女わらの少女
3歳の幼女が殺された。その腹部には抽象的な顔が描かれ、世間は“悪魔教団”の仕業と決めつける。容疑者として逮捕されたのは、幼女の母の恋人。彼は、宇宙からの来訪者をかたく信じるグループの一員だった。幼児虐待調査官ボウ・ブラドリーは、予感めいた確信で真犯人が別にいることを悟るが、彼女の言葉に耳を傾ける者はいない。大人気シリーズ待望の第2弾。
幼児虐待調査官幼児虐待調査官
サンディエゴの幼児虐待調査官ボウ・ブラドリーは、インディアン居留地で保護された少年を担当することになる。廃屋に置き去りにされた彼は、ボウの亡き妹と同じように口をきくことができなかった。担当する子供に過剰な思い入れをしてはならないと自らを戒めながらも、少年の命が危ないと囁く妹の声が聞こえるような気がしてならない。はたしてこれは、躁病に悩む彼女の妄想にすぎないのだろうか。そんなボウのもとに入院中の少年が命を狙われたという連絡がはいる。そしてまたボウ自身にも脅迫が…。
PREV1NEXT