著者 : アンソニ・フォレスト
ジャスティス艦長物語(2)ジャスティス艦長物語(2)
この小説の設定と状況は事実に基づいている。アイルランドとケント州に対するナポレオンの同時進攻計画は、“その手紙が粉失したか盗まれたとわかるまでは”進行していたが、わかったとたんに放棄されたという。正体不明のジャスティス艦長そっくりの人物が、見事に任務を果たしたのである。
ジャスティス艦長物語(1)ジャスティス艦長物語(1)
1801年ナポレオン戦争当時ドーバー海峡で沿岸防備の任についていたのはネルソンだったが、4年の今、戦隊を指揮してフランス海岸に果敢な攻撃をくわえているのは、病気で帰国したジョン・ジャービスの後をついで地中海艦隊司令長官になったキース提督だった。しかし、渡峡船は港の奥深くにあり、目に見える成果はあがっていない。このような状況下で、この海洋スパイ小説は始まる。
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