小説むすび | 著者 : アンドレア・ヴィターリ

著者 : アンドレア・ヴィターリ

【POD】ブティックの女【POD】ブティックの女

〜 未亡人に訪れる さまざまな出来事が あらぬ方向へと次々に展開!! 〜 いくつものエピソードが織りなすユーモアとミステリー 映画「ひまわり」のソフィア・ローレンと同じ境遇の女に訪れる 奇妙なおかしさとペーソスに満ちたストーリー 舞台はイタリア北部コモ湖畔の風光明媚な田舎町ベッラーノ。 アンナ・モンターニの夫は徴兵され、ソ連の戦場に送られて行方不明となってしまう。戦争は終わったが、夫は何年も帰ってこないため、戦死したのかどうかも分からない。結局、夫の消息について何の手がかりもないため、彼女は自分が未亡人になったのかどうかも証明できない日々が続く。 戦後まもなくのイタリアで、決して豊かとはいえない時代を生きる普通の人々が、それぞれ自分の幸せを求めて日々を生きている。 しかしそんな生活の苦労がこれ見よがしに悲劇的に描かれることなく、ユーモアと奇妙さを伴いながら、人生の悲哀が笑いとともにそこはかとなく描かれていく。 一生懸命に生きるがゆえに噛み合わず、未亡人をめぐる展開はあらぬ方向へと次々と展開していく、可笑しいながらも、どこか温かみに包まれた、そんな不思議なストーリーです。

【POD】すてきな愛の夢【POD】すてきな愛の夢

〜 ユーモア溢れる語り口で、軽快に、そして いつものとおり(?) 思いがけない方向に展開していくイタリアン(ヒューマン)・コメディ! 〜 町に一つしかない映画館で、「ラストタンゴ・イン・パリ(※)」が上映されることになった。 観る? 観ない? 行くなら誰と? この映画をきっかけに、アデライデの人生は大きく動き始める。 イケメンの不良青年エルネスト・タッリャフェッリ/通称〈タッリャ〉、 ゴシップ好きなご近所のティレッリ夫人、 それにキレやすいが根は優しいペッツァーティ准尉とその部下たちが加わって、 尾行、タバコ密売、コモ湖上での夜の追跡劇…… と、次々に事件が起き、てんやわんやの大騒ぎが巻き起こる。 はたして「すてきな愛」とはどんなものなのか、そして誰のもとに訪れるのか? ※ ラストタンゴ・イン・パリ イタリアの鬼才ベルナルド・ベルトリッチ監督が若干三十歳にして撮った作品で、1972年12月に公開されると同時に世界中で「芸術かポルノか」という議論を巻き起こした。

【POD】レモンの記憶【POD】レモンの記憶

〜 シチリアのレモンのような記憶の物語 〜 レモン… 黒い瞳 サルディーニャ人 純愛? 妄想・・・ 決して終わることのない錯綜する糸が休むことなく編み続けられ、 そして解かれながら、多くの運命、多くのエピソードが絡み合うストーリー。 そんなストーリーが、狡猾さと純真さを兼ね備えた、 生き生きとした登場人物たちにより展開される、愉快なイタリアン・コメディ! 1930年代、ファシズムが勝利を収めた穏やかな時代。 北イタリア、コモ湖畔の町ベッラーノ、カラビニエーレの分署では、ロカテッリ憲兵(ベルガモ人)の眼前で、マンヌ曹長(サルディーニャ人)とミスファッティ兵長(シチリア人)がお互いにライバル心を燃やしていた。 そこへ、「小柄で、ネズミ色のコートを着て、胃の辺りに絶えず両手でハンドバックを抱えた」独身老女が面会したいとやってきた。 彼女は、盗難を届けにきたのだ。 一銭の価値もない品物についての奇妙な捜査が開始されたが、この事件が、失踪した後に再び姿を見せた弟、銀行員、高利貸し、ファシスト政権、美女、司祭、密売人などが錯綜する過去を明るみに出すことになる・・・

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