小説むすび | 著者 : アンナ・デパロー

著者 : アンナ・デパロー

侯爵の逃げ出した花嫁侯爵の逃げ出した花嫁

離婚でも婚姻の取り消しでもいい。 侯爵との結婚という枷から逃れられるなら。 ベリンダの結婚式の最中、突然、威圧するような男性の声が響いた。 「ベリンダはぼくの妻だ。2年前、ラスベガスで結婚式を挙げた」 声の主は不動産王のイースターブリッジ侯爵ことコリン・グランヴィル。 最高級のスーツに身を包んだ愛しい男性の姿を見て、 ベリンダの体に狂おしいほどの情熱が甦るーー2年前、訪れたラスベガス。 ハンサムでセクシーな彼の甘い誘惑に我を忘れ、愚かな言葉を口にした。 “結婚するなら、あなたのベッドに行くわ” まさか本当に結婚式を挙げて、ベッドへさらわれるとは思いもせず。 でも翌日、結婚は白紙撤回したはず……。「いや、ぼくたちは夫婦だ」 彼は傲然と言い放つ。今この瞬間から、妻としての義務を果たせと。 D-1745『伯爵のかりそめの妻』、D-1775『公爵に捧げた無垢な恋』に続く関連最終話です。逃げるヒロインを追い続ける侯爵の、傲慢すぎる情熱愛は圧巻! さすがUSAトゥデイのベストセラー作家、と納得の逸作をどうぞお楽しみください。

公爵に捧げた無垢な恋公爵に捧げた無垢な恋

初恋を捧げた一夜の恋人が、 まさか億万長者の公爵だったなんて……。 ピアは親友の結婚式に現れたタキシード姿の男性を見て、目をみはった。 ジェイムズ! なぜ彼がこんなところにいるの? アドニスを彷彿させる美貌。誘惑するような瞳ーー間違いない。 3年前、ひと目で恋におち、バージンを捧げた翌朝、 私の前から突然、姿を消したひと。 その彼を、ホークシャー公爵だと参列者から紹介され、ピアは唖然とした。 公爵ですって? あの夜、彼はそんなことはひと言も言わなかった。 ジェイムズが皮肉っぽい笑みを浮かべ、再会は偶然だとピアに告げる。 彼に惑わされてはだめ。私はただの火遊びの相手だったのよ。 けれどピアの胸に、めくるめく熱い夜の記憶はよみがえり……。 D-1745『伯爵のかりそめの妻』に続く関連作をお楽しみください。突然の再会に揺れるピアを弄ぶような言動をとる公爵。彼の真意とは? 冒頭のセンセーショナルなシーンに登場する、ピアの親友ベリンダと、イースターブリッジ侯爵の恋物語へと続きます。

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