著者 : アーサー・ゴールデン
さゆり 上さゆり 上
小さな漁師町で育った娘・千代は、昭和のはじめ、9歳で祇園の置屋に売られる。その愛らしさが仇となって先輩芸妓から執拗ないじめを受け、また姉と故郷に逃げようと企てて失敗、たちまち苦境に立たされる。そんなとき、忘れがたい運命の出会いが…。ひとりの芸妓の数奇な一生を描いた全米ベストセラー小説が待望の文庫化。
さゆり 下さゆり 下
どん底から辛抱と努力を重ね、祇園一の美女・豆葉の妹として座敷に出るうちに、さゆりという舞妓名は徐々に知られるようになる。15歳にして当時の最高額で水揚げされ、やがて押しも押されもせぬ人気芸妓に育っていくー。緻密な描写、ヴィヴィッドな語り口と人物造形で、様々な先入観を覆した、かつてなくリアルな花柳小説。
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