小説むすび | 著者 : エリザベス・ベヴァリー

著者 : エリザベス・ベヴァリー

忘れ形見のゆくえ忘れ形見のゆくえ

愛しい幼な子をめぐり出会った、 恋しても結ばれるはずのない大富豪……。 女手一つで子育てをしながらベーカリーを営むクララのもとに、 莫大な遺産を受け取るための手続きをしてほしいと弁護士がやってきた。 生まれてすぐに名前もないまま捨てられた彼女には、身に覚えがない。 聞けば、遺産を残したのは4年前に一夏を過ごした元恋人で、 相続人に指名されたのは、彼の子である3歳の息子だという。 亡くなった元恋人が英国貴族の血を引く名門の御曹司だったなんて……。 翌週、NYにある一族の屋敷を訪れると、そこにいたのは、 元恋人に瓜二つだが雰囲気の違う双子の弟で敏腕実業家のグラントだった。 丁寧に接してもらううち、やがてクララは心を奪われそうになるーー 境遇も何もかもかけ離れた彼に恋したところで、一縷の望みもないのに。 “愛される作家”E・ベヴァリーが、米国東海岸を舞台に描くシンデレラ・ストーリー! 自由人だった双子の兄と違い、人生の楽しみを知らない仕事人間のグラント。彼がクリスマスもろくに祝わないことを知ったクララと息子は、彼のために贈り物を用意して……。

愛を運ぶウエイトレス愛を運ぶウエイトレス

美しくも辛辣な若き富豪が、 無垢な乙女を相手に火花を散らすーー 「そんなに莫大な遺産を、この私に? 冗談でしょう?」 学費を貯めるためウエイトレスとして働く苦学生のグレーシーは、 亡くなった老友ハリーの遺言を聞いて、心臓が止まるほど驚いた。 かつて向かいの建物に住んでいた彼が、世を忍ぶ大富豪だったなんて! 全財産を世のため人のために使ってほしいとグレーシーに託したらしい。 そうとなれば、彼の崇高な遺志に従うしかないわ。 生前、身内の話をいっさいしなかったハリーだが、 じつのところ、ハリソン・セージ三世という名の有能な息子がいた。 青い瞳と黒髪を持つ美貌の彼に会うなり、グレーシーは目を奪われるが、 ハリソンの放った言葉が刃のように彼女に襲いかかった。 「金目当ての女の手練手管か。このままで済ませるつもりはないからな」 翻訳家や編集者にもファンの多い、愛される作家E・ベヴァリーのキュートでホットな恋物語をお贈りします。亡き友人ハリーに身内がいたとわかってから、彼らに意地悪をされるのではないかというグレーシーの不安が的中。純真無垢な彼女と大富豪の恋の運命は?

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