著者 : エリック・フォスネス・ハンセン
旅の終わりの音楽(上巻)旅の終わりの音楽(上巻)
1912年4月10日、豪華客船タイタニック号は、英サウサンプトン港から処女航海に出発した。船の楽士たちは、この航海のためにヨーロッパ7カ国から集まった。様々な生い立ちを持つ彼らの共通点は、音楽を愛し、この道を選んだ宿命を受け入れていること。年齢も出身も異なる彼ら一人一人が明かす、数奇な物語ー発表されるや大反響を呼んだ、弱冠25歳のノルウェイ人作家による話題作。
旅の終わりの音楽(下巻)旅の終わりの音楽(下巻)
タイタニック号は順調に航海を続けたが、4月14日23時40分、北大西洋上で氷山と衝突した。徐々に高まる乗客の不安を鎮めるため、楽士たちは演奏を始めた。それは最後の運命の瞬間まで続けられたという。偶然同じ船に乗り合わせ、運命を共にした楽士たちは、誰を愛し、何を信じ、どう生きたのかー史実と想像力が絶妙に入り混じり、壮大なスケールで読者を圧倒する稀有な作品。
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