著者 : カレン・ラッセル
オレンジ色の世界オレンジ色の世界
私たちは、オレンジ色の世界に生きている。悪魔に授乳する新米ママ、“湿地遺体”の少女に恋した少年、奇妙な木に寄生された娘、水没都市フロリダに棲むゴンドラ乗りの姉妹…。不条理なこの現実を生き残るための、変身と反撃の作品集。
レモン畑の吸血鬼レモン畑の吸血鬼
熟年吸血鬼夫婦の倦怠期、馬に転生した歴代大統領、お国のために蚕に変えられた女工たち…現代アメリカ文学最前線の女性作家、待望の第二短編集!最高の想像力で描く、最高に切ない8つのトワイライト・ゾーン。
狼少女たちの聖ルーシー寮狼少女たちの聖ルーシー寮
制服を着せられた狼少女たち。 ワニとレスリングする少女。雪の宮殿を守るイエティ婦人。 ミノタウロスは西部を目指し、海賊の子孫は雪山で歌う……。 スティーヴン・キング絶賛! ファンタジー、ホラー、現実と非現実の境目を跳躍する、カレン・ラッセル初短篇集 摩訶不思議で奇妙、孤独で可笑しい10の物語。 ★不協和音を奏でるイメージがページから飛び出しては読者をさらう。 「タイムズ」 ★エイミー・ベンダー、ジュディ・バドニッツ、ケリー・リンクに続く、新しい世代の書き手! 「パウエルズ・ブックス」 ★大胆不敵なラッセル独自の作風に最高にワクワクさせられる。 「ガーディアン」 ★目がくらむほど独創的。 「メトロ」 ★本当に摩訶不思議で奇妙な設定! 「デイリー・メール」 カレン・ラッセルは、明るく絶望を語ることのできる作家だ。奇想天外な設定もただ奇をてらっているのではなく、人間が持つ可笑しさや哀しさを増幅させるために選択されており、とても正しいと感じる。彼女のはじめての作品集である本書を翻訳することが叶い、心の底からうれしく思う。 --松田青子(「訳者あとがき」より)
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