著者 : キャスリーン・E・ウッディウィス
季節巡りて 上季節巡りて 上
古典ロマンス史上に燦然と輝く最後のレジェンド、 キャスリーン・E・ウッディウィス未刊の名作がついに登場! 天涯孤独のレイリンは港で売られていたところをジェフ・バーミンガムという ハンサムな男性に救われる。彼は海運会社や製材所を所有し、広大なプランテ ーションに立つ屋敷に住む富豪の実業家だった。ジェフはレイリンを高額で買 い、「世間体を保つため」と求婚。出会いから1時間もせぬうちに、巷で最も 人気の高い独身男性の妻となったレイリンだったが、二人が初夜を迎えること はなかった。ジェフの元使用人だという娘が現れ、彼に妊娠させられたと訴え たのだ。疑心にかられたレイリンは、夫とベッドをともにすることを拒み……。
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情熱的な夫は、本当に使用人を孕ませた上に殺したのか。 身重の体を抱えた幼な妻は、愛と疑念の狭間で揺れ…… 不義の疑念は消えなくとも高まる想いには抗えず、レイリンは夫の求愛に屈し た。夜ごと愛され、レイリンは子を宿したが、それは新たな試練の幕開けでも あった。ジェフの子を産んだと言い張る使用人の娘が殺された夜、遺体の傍ら にいたのは、ナイフを手に立ち尽くす夫と、その血まみれの姿を目撃したレイ リンだったのだ。愛する夫は殺人鬼なのかーー混乱のあまり、レイリンは家を 飛び出す。着の身着のまま、身重の体で……。日本中のウッディウィス・ファ ンが長らく待ち望んだバーミンガム家最後の物語、満を持してここに初刊行!
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