小説むすび | 著者 : クリスティン・リマー

著者 : クリスティン・リマー

小さな命を隠した花嫁小さな命を隠した花嫁

きみは魅力的だと言いながら、 なぜ結婚は考えないと言うの? 25歳のエレナは実業家のローガンと出逢い、人生初の一目惚れをした。 彼は大学時代に親を亡くして以降、弟妹たちの親代わりとなり、 最近ようやく自分の時間を持てるようになったらしい。 そのせいで、しばらくは結婚せずに自由を謳歌することに決めていて、 エレナが純潔を捧げようとしたとき、彼は身を引いてこう告げた。 「きみの“初めて”は、結婚を前提につき合う誠実な男に捧げるべきだ」 こちらを気遣うようでいて、そのじつ突き放している冷たい言葉……。 この恋は諦めたほうがいい。そう頭ではわかっているのに、数日後、 エレナはつかの間でいいから恋人になってほしいと訴えていたーー やがて予期せず妊娠し、密かに産む決意をすることになるとも思わずに! 結婚できなくても、せめてローガンの恋人になりたいーーその強い恋心に突き動かされ、ついに彼と結ばれるエレナですが、妊娠して後戻りできない状況に陥り……。『スター作家傑作選〜溺れるほど愛は深く〜』(HPA-67)に収録の『花嫁は家政婦』の関連作。

王子と孤独なシンデレラ王子と孤独なシンデレラ

黒髪に黒い瞳をした息子の父親は……。 ロイヤル・シークレットベビー物語! 恋人に裏切られつづけて男性不信に陥ったシドニーは、 専門クリニックで子供をもうけ、小さな息子を独りで育てている。 ある日、同僚の結婚祝いを買いに訪れた百貨店で、 高級服に身を包んだ、息をのむほど魅力的な男性に声をかけられた。 驚くことに、ルールという名の彼は地中海の公国のプリンスだった。 シドニーははじめ戸惑ったが、話をするうちにどんどん惹かれ、 彼こそ、ずっと叶わぬ夢とあきらめていた理想の男性だと直観した。 やがて、息子に会いたがる彼を自宅へ招待することに。 恋に舞いあがったシドニーは、そのときまだ気づいていなかったーー 最愛の息子とルールが、とてもよく似た髪と瞳をしていることに。 2歳の息子もルールにとてもよくなつき、やがてシドニーは彼にプロポーズされます。性急すぎるというためらいはあったけれども、彼女は承諾することに決めるのでした。しかし、このまるで夢のようなロイヤル・ロマンスには、思いもよらない落とし穴が……。

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