著者 : グレッグ・ディナロ
旧約聖書「民数記」に癒しの力を持つと記されている「青銅の蛇」-。預言者モーゼが作ったとされる「青銅の蛇」はその後、失われたと信じられていたが、聖書考古学者マーフィーは謎の老人の導きで、その在処を記したパピルスを手に入れた。宗教的狂信者によるテロがささやかれる不穏なアメリカを離れ、中東へ飛んだマーフィーの周囲では驚くべき事件が続発する。「インディ・ジョーンズ」を超える壮大なスケールで、全米を興奮させた超大型冒険伝奇アクションシリーズここに開幕。
さらに怪異はつづくー!三千年前、偶像崇拝禁止により、三つに破壊された聖遺物「青銅の蛇」は、バビロニアに移されたのち、さらに中東の某所に隠されたという。アラビア半島に飛び、まず頭部を手に入れたマーフィーを苦難が襲う。腹、そして尾はどこに?謎の勢力の妨害をはねのけ、三つを合体して解読されたメッセージ。それは古代バビロニアのネブカドネザル王の神官ダクリが残した驚くべき予言だった!聖書の謎に挑み、古代と現代を結ぶ壮大な冒険は、読者を最後の最後まで放さない。
モスクワ市内の高級住宅地で内務省の高官が殺された。死体から消えた勲章の行方を追っていたジャーナリスト・ニコライは、事件の背後に巨悪の匂いを嗅ぎつけ真相究明に乗り出す。ブラックマーケット、マフィアの暗躍、民営化スキャンダル…新生ロシアの闇をリアルに描く戦慄のサスペンス・スリラー巨篇。
巨大コングロマリット総帥テオドア・チャーチャーの美術への異常な執着が、世界を絶滅の危機に陥れた。不気味なマンモスタンカーに積まれた、謎の積荷とは何か。そしてクレムリンが狙う恐るべき世界支配の陰謀とは?潜水艦が、戦闘機が、ヘリが死力を尽くして闘う。恋あり、涙あり、活劇あり、緊張と興奮が満載の傑作長編軍事スリラー。
世界が軍縮と平和の幻想に酔っているとき、裏では恐るべき計画が着々と進められていた。アメリカの喉元に、ソ連の秘密核ミサイル基地を建設しようというのだ。CIAとKGB、くわえてGRUが死闘をくり広げ、ソ連政治局内部の派闘争いもからんで事態は恐るべき様相を見せはじめる。息もつかぬ迫力で読者をひきずり込む、娯楽巨編。