小説むすび | 著者 : ケイト・ハーディ

著者 : ケイト・ハーディ

お針子王女の結婚お針子王女の結婚

お針子のわたしが本当は王女?! だからって、愛なき結婚なんて……。 針仕事が得意で顧客のためにドレスを作っているルイーザは、 亡き両親のように大恋愛をして結婚することを夢見ている。 ある日、彼女のもとに、セバスチャンと名乗る男性が現れた。 黒髪に黒い瞳、形のいい唇、地中海系の肌の色をして魅力的……。 見知らぬ男性にたちまち惹かれるなんて、わたし、どうかしているわ! ルイーザのときめく密かな恋心をよそに、彼が衝撃の事実を告げる。 「きみは地中海の王国シャルムーの王女なんだ」 国王の亡き一人息子が生前に民間人と極秘結婚をし、娘をもうけたーー その娘がルイーザだという! しかも、王位継承順位第1位の王女だと。 彼女が発見されるまでは、セバスチャンが第1位だったのだが……?! 自分が生まれる前に死んだ父のことはよく知らなかったルイーザ。ただ、父方の親族は、母を葬儀に参列させず酷く扱ったことだけは聞いて快く思っていませんでした。そんな国のプリンセスになんてなりたくない! でも、セバスチャンに愛なき結婚を提案され……。

スペイン大富豪の愛の子スペイン大富豪の愛の子

欲しいと願っていた小さな天使は、 さよならの後にやってきた。 親に捨てられて施設で育ったジェニファーは看護師になり、 期限つきでスペインから派遣されてきた医師ラモンと仕事をすることに。 難しい症例に向き合うたび互いの腕前を認め、惹かれ合っていくが、 男性恐怖症のジェニファーはスペイン人のラモンとの恋には慎重だった。 けれど、甘い笑顔を持つセクシーで情熱的な彼に抗うこともできず、 ついに陥落した彼女は寸暇を惜しんで彼との思い出を重ねていったーー ラモンの妹から、彼には幼なじみの婚約者がいると聞かされるまでは! しかも、名家の家長である彼と私とでは釣り合うはずもない……。 彼の任期が終わっても、彼女は送別会にも見送りにも行かなかった。 3週間が過ぎた頃、ジェニファーは衝撃を受けるーー私、妊娠している! 本当は子どもが欲しいのに、捨て子だったために親の遺伝病などの有無が不明という理由で子どもを持つことを許されなかった経験を持つジェニファー。そんな彼女だからこそ、ラモンとの恋で授かった子を何があっても産むと心に決めます。たとえ独りであっても。

薔薇窓のシンデレラ薔薇窓のシンデレラ

どんなに望んでも、この恋は叶わない。 私は愛人にさえふさわしくないのだから。 両親の愛を知らずに育ったステンドグラス作家のインディゴ。 あるとき仕事先で、さる公国の皇太子ロレンツォと知り合い、 幼いころの境遇が自分と似ている彼に強く惹かれた。 しかし、来月、新しく王になるロレンツォは、 王侯貴族の女性と結婚する必要があった。 彼との未来を思い描いたところで、それは永遠に訪れない。 でも、せめて今だけは愛を分かち合いたい……。 切に願ったインディゴは、彼と期限つきの契りを結んだ。 やがてロレンツォが帰国し、愛を失った彼女はつらくてたまらなかった。 そのうえ、結ばれるはずのない彼の子を、おなかに宿していたーー すでに心から愛してしまったロレンツォと別れ、喪失感に苛まれるインディゴ。しかしそこへ、なんと彼から戴冠式の記念に宮殿にステンドグラスを作ってほしいという依頼が舞い込みます。思いがけぬ再会を果たしますが、彼女はおなかの子のことを言いだせず……。

記憶をなくしたシンデレラ記憶をなくしたシンデレラ

身ごもった夜の出来事を、 すべて忘れてしまったなんて……。 考古学博士のエヴァは、一人旅の途中で事故に遭い、 目覚めたときには1週間分の記憶を失っていた。 そして2カ月後、自分が妊娠していることに気づいたーー 美しいドレスを着て舞踏会に出席した自分の写真以外、 小さな命を授かった一夜の手掛かりは何も残っていないというのに。 まったく自分らしくない行動とその結果に戸惑いながらも、 エヴァは子どもを独りで産み育てる決心をした。 そんなある日、エヴァが歴史ある子爵邸で発掘の指揮を執っていると、 実家に立ち寄ったというすばらしく魅惑的な男性ハリーが現れた。 彼はエヴァを見ると顔色を変え、傲慢ともいえる態度をとって……。 素知らぬ顔で挨拶したエヴァを、ただの尻軽女だったのだと軽蔑するハリー。しかし彼女が記憶を失い、さらには妊娠していると知り、なんとかして恋に落ちた夜の記憶を呼び覚まそうと試みますが……。せつなくもドラマチックなすれ違いロマンスをお楽しみください!

スペインの愛し子スペインの愛し子

小さな命を失ったつらさに耐え、 仕事に身を捧げてきたのに……。 病院の救急科で働くベッキーの夢は、看護師長になること。 振り返れば、これまでの人生は苦労の連続だった。 若くして結婚し、つらい流産と離婚を経験したあと、 二度と同じ轍は踏むまいと、恋を遠ざけ、仕事に打ちこんできた。 だが、パーティで偶然逢った情熱的なスペイン人、レアンドロに惹かれ、 めくるめく一夜を過ごす。今宵だけ……たった一度だけなら……。 そして翌朝、眠る彼を残し、さよならも告げずに姿を消した。 仕事に戻っても、レアンドロとのつかのまの幸せの余韻が頭の隅に漂い、 同僚が噂しているハンサムな新任医師のことさえ、大して気にならない。 ところが、休憩室に入ったベッキーがそこに見たのはーーレアンドロ! その美貌ゆえに、職場の女性たちが騒然とならないよう、人事部が情報を秘密にしていたと噂される新任の医師とは、ほかでもない、ドクター・レアンドロのことでした。結婚にも恋愛にも興味のない彼ですが、期間限定の恋の相手ベッキーがまさか身ごもるとは……。

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