著者 : コナン・ドイル
ある日、ホームズのもとに届いた暗号の手紙。見事に解読した矢先、スコットランド・ヤードの警部が訪ねてきて、まさにその手紙どおり、バールストン館で資産家が惨殺されたと伝える。サセックス州に赴き、捜査に乗り出したホームズは、事件の発端は20年前にアメリカで起きたことに遡ると気づくー。奇妙な殺人事件の驚くべき真相を描く第一部と、鉱山を舞台にしたスリリングな人間劇の第二部で構成された、シリーズ最後の長編。
ホームズが活躍するイギリスにも、世界大戦の不穏な予感が忍び寄るー。引退し、田舎で暮らしていたホームズが、最後に手がけた祖国のための一仕事とは?(「最後の挨拶」)様々な思惑が渦巻く屋敷での奇妙な事件「ウィステリア荘」、兄のマイクロフト・ホームズ登場「ブルース・パーティントン設計書」、姿を見せない下宿人の謎「赤い輪」、ホームズとワトソンの友情の深さが垣間見える「悪魔の足」や「瀕死の探偵」等全7篇を収録。
世界一の名探偵、シャーロック・ホームズが帰ってきた!ロンドン犯罪界を牛耳る宿敵・モリアーティとの格闘の末、滝壼に消えたホームズ。「空き家の冒険」で再びワトスンの前に姿を現わし、完全復活を見せつける。その他、華麗な暗号解読を披露する「踊る人形」、稀代の恐喝屋との対決の末にどんでん返しが待ち受ける「恐喝王ミルヴァートン」等、2人の活躍が光る13編を収録。どこから読んでも面白い、不朽のミステリを新訳で!
イギリス南西部の旧家バスカヴィル一族。その当主が遺体で発見された。死因は心臓発作。しかし不思議なことに、遺体発見現場にはとてつもなく巨大な猟犬の足跡が。実は、呪われた魔犬伝説により一族ではこれまで不可解な最期を遂げた者が多いのだった…。呪われた一族の謎をめぐる、シリーズ史上最も得体の知れない難事件にシャーロック・ホームズが挑む!一気読み必至の傑作長編小説を、瑞々しく読みやすい新訳で!
名探偵ホームズと宿敵モリアーティ教授との死闘を描いた問題作「最後の事件」を含む第2短編集。ホームズの若き日の最初の事件「グロリア・スコット号」や、兄マイクロフトが初めて登場する「ギリシャ語通訳」など人気の高い作品をはじめ、前巻を超える衝撃作が目白押し。発表当時物議を醸し、本から削除された「ボール箱」も収録。クールでニヒルな名探偵の魅力を最大限に引き出す、読みやすく瑞々しい新訳でおくる決定版。
19世紀ロンドン、科学者より鋭敏で幅広い知識を持ち、犯罪者より危険で変装の名手、警察をも出し抜く捜査方法で数々の難事件を解決し、王族からも絶大な信頼を得ていた人物がいた。その名はシャーロック・ホームズ。医師にして著名な推理作家コナン・ドイルが世に送り出した、不世出の名探偵とその助手ワトスンの活躍が、色恋にはまったく無関心なホームズも唯一特別と認めた人物の事件を含め、12の事件で描かれる傑作集。