著者 : ザネリ
帝国の皇妃として結婚式を挙げたティアナ。形だけの夫婦のはずだったが、懸命に聖女の使命を果たすティアナの姿、そして彼女が前世で敬愛していた恩人のエルセだったことを知った皇帝フェリクスは、全てを懸けてティアナを愛することを誓う。一方、前世で親しかったルフィノにも、『きっと僕の人生で、誰かを好きになるのはこれが最初で最後ですから』とエルセへの忘れられない想いがあるようで…。そんな中、彼らと協力して帝国の呪いを解き、追い詰めた人物には意外な真相が…!
異世界転移の過去を持つ筆頭聖女・シャーレーンは『神に寵愛されし聖女』とされ、王太子とも婚約中。だがその経歴は、実は全て真っ赤な嘘! 歓楽街の娼婦と闇薬師の子で、教会に売られた"がらっぱち娘"だった。嘘を次席聖女ルルミヤに暴かれ、婚約破棄の上に冤罪の淫行で囚われた夜にシャーレーンは何者かに惨殺されるが、目を覚ますと見知らぬ部屋で妖艶な黒髪の美青年に微笑みかけられていた。さらに、身体がなぜか8歳になっていて! 『ハリボテ聖女』が蛇神様に溺愛されながら新たな人生を歩き出すラブ・ファンタジー。
貧しい生家を救うため経済的な援助をしてくれる男爵家の子息と婚約しているエリーゼ。しかし妹と婚約者の逢瀬を目撃。二人から愛し合っているから婚約解消をしてほしいとすがられてしまう。彼の本心を確かめるため拒否したところ、「妹と婚約者の美しい恋を邪魔する悪女」という噂を広められ社交界中から後ろ指を指されることに。悲しむエリーゼに美貌の公爵令息・アルフォンスが婚約者の調査に協力したいと声をかけてきて!?
恋愛の神様に、生涯の伴侶を見つけないと無限ループというミッションを課されてしまったユスティーナ。しかし、転生してたった3年で婚約破棄! 焦る彼女が出会ったのは、「恋愛なんてくだらない」と吐き捨てる美貌の騎士ヴァルト。彼は爵位継承のために渋々だが結婚を急いでいるという。「これは運命の出会いです。あなたに恋しない私と結婚しませんか?」ユスティーナは勢いでプロポーズし、「恋愛しない」という契約で婚約。これでミッションクリア!と浮かれる彼女だったが、ヴァルトが「婚約者らしく振る舞おう」と言って距離を縮めてきて!? 互いが互いを振り回す、恋愛音痴たちによる仁義なきすれ違いラブコメディ!