著者 : ザネリ
帝国の皇妃として結婚式を挙げたティアナ。形だけの夫婦のはずだったが、懸命に聖女の使命を果たすティアナの姿、そして彼女が前世で敬愛していた恩人のエルセだったことを知った皇帝フェリクスは、全てを懸けてティアナを愛することを誓う。一方、前世で親しかったルフィノにも、『きっと僕の人生で、誰かを好きになるのはこれが最初で最後ですから』とエルセへの忘れられない想いがあるようで…。そんな中、彼らと協力して帝国の呪いを解き、追い詰めた人物には意外な真相が…!
異世界転移の過去を持つ筆頭聖女・シャーレーンは、その強力な異能で初代筆頭聖女以来の『神に寵愛されし聖女』と国民に慕われ、王太子とも婚約中。だがその経歴は、実は全て真っ赤な嘘!その正体は、歓楽街の娼婦と闇薬師の子に生まれ、教会に売られた“がらっぱち娘”だった。嘘の“ハリボテ”を次席聖女ルルミヤに暴かれ「婚約破棄」の上に冤罪の淫行で囚われたその夜、シャーレーンは何者かに惨殺されてしまう。「助けて、神サマ!」目が覚めると、シャーレーンは見知らぬ部屋で妖艶な黒髪の美青年に微笑みかけられていた。「俺を覚えていないのか?何度も共に夜を過ごしたのに」「…もしかして、神サマ?」さらに、シャーレーンの身体は、なぜか幼女になっていて…!『ハリボテ聖女』が蛇神様に溺愛されながら自由に生きる道を見つける、人生やり直しラブ・ファンタジー。
貧しい生家を救うため金持ちの男爵子息と婚約した侯爵令嬢エリーゼ。だがある時妹と婚約者がキスする姿を目撃。その上愛し合っているから婚約破棄してほしいと縋られてしまう。そんな婚約者にうさん臭さを感じたエリーゼは一旦断るものの、今度は『妹と婚約者の純愛を邪魔する悪女』との噂を広められ…。途方に暮れるエリーゼの前に現れたのは隣国の公爵令息アルフォンス。魔法使いでもある彼はなぜか婚約者の調査に協力してくれるそうでー?
恋愛願望ゼロのユスティーナは、神から「生涯の伴侶を見つけないと無限ループ」という転生恋愛修行を課されてしまう。せっかく捕まえた婚約者に振られ、焦る彼女が出会ったのは美貌の騎士ヴァルト。「恋愛なんてくだらない」と吐き捨てる彼に、ユスティーナは勢いでプロポーズする。「あなたに恋しない私と結婚しませんか?」無事婚約しミッションクリア!と浮かれるもーなぜかヴァルトが「婚約者らしく振る舞おう」と距離を縮めてきて!?