著者 : シュテファン・ツヴァイク
過去への旅 チェス奇譚過去への旅 チェス奇譚
無情な現実に引き裂かれる男女の合間をドラマティックに物語る、本邦初訳の未完小説『過去への旅』。作者の生涯最後の日々に完成した、チェスをめぐる孤独と狂気の心理を克明に描く『チェス奇譚』。ツヴァイクの生涯を貫く“内的自由”の思想を映した二つの傑作中編。
聖伝聖伝
絶対平和主義を貫き、正しい生き方を求め、最後には自死を選んだ伝記作家の名手ツヴァイクー聖書、聖典を材に、時代の「証人」として第一次大戦中から亡命時代に至る激動の時代に書き残した、人類永遠の主題「戦争と平和」をめぐる四つの物語。本邦初訳を含む新編新訳。
マリー・アントワネット(上)マリー・アントワネット(上)
フランス大革命に19年先立つ1770年、美しく愛らしいオーストリアの王女が、わずか14歳でフランス王太子に嫁いだ。待ち受ける運命の罠を知る筈もなく…。ヴェルサイユの薔薇と咲き誇り、奔放に王国に君臨したマリー・アントワネットをめぐる宮廷の陰謀、夫ルイ16世との秘話、数々のスキャンダル、真実の恋人フェルゼン伯の登場…。しかし王制打倒を叫ぶ革命の波は既にうち寄せていた。
マリー・アントワネット(下)マリー・アントワネット(下)
1789年7月14日、蜂起した市民はバスチーユ監獄を解放、ヴェルサイユに向けて行進をはじめた。そして、それは栄華をきわめたマリー・アントワネットの没落の始まりだった。フェルゼン伯や友人の、必死の救出作戦もむなしく…。わずか38歳で断頭台に散った悲劇の王妃の波瀾の生涯を受惜こめて描きながら、フランス大革命の光と影の真相に迫る、歴史伝記文学の巨匠の世界的な代表傑作。
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