著者 : ジェームズ・ウェッブ
祖国と自由のために(上)祖国と自由のために(上)
「あなたが父を殺した。なぜ、なぜ行かせたんです?教えてください」少年の声は歓呼にかき消されていた。人人は立ち上がって、喝采を送りつづけている。だが、少年は2度と昔の彼に戻ることはないのだ。-湾岸戦争の「大勝利」に酔う先進諸国の読者に贈る、汚い台所を描いた傑作戦争小説。
祖国と自由のために(下)祖国と自由のために(下)
神はいかなる過ちを罰するために中東の地に資源を、そしてその地の人民に悲惨な運命を与え給うたのか。エリトリアで起きた戦争は内乱寸前のソ連、経済破綻に喘ぐ米国、石油ショックの日本にリンケージして、世界大戦へと突き進んでいく…。大佐フォーガティは無言で死地に向かって旅立っていった。
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