著者 : ジェームズ・グレーアム・バラード
第三次世界大戦秘史第三次世界大戦秘史
1995年1月27日午後6時47分、第三次世界大戦勃発…そして終結へ。その間わずか4分、核戦争をスラップスティック風に描いた「第三次世界大戦秘史」。エイズが蔓延した21世紀における性の様を描く「エイズ時代の愛」。中東紛争を戯画化した「ウォー・フィーバー」など、近未来を舞台にイマジネーションを刺激する14篇を収録したバラードの最新短篇集。
ザ・ベスト・オブ・バラードザ・ベスト・オブ・バラード
SF界にニューウェーブ旋風を巻きおこし、現代SFをリードしたJ・G・バラード。「私は、宇宙ものに背を向け、宇宙の果てをのぞくのを終わりにして、視線をこんどは人間の内部に向け、心のなかや神秘的な時間の問題というまったく新しい方向に出発した」と宣言する著者の自選短篇コレクション。「時間が語りかけてくる」「強制収容都市」ほかバラード自身によるメニューは、その手法を知り、その作品世界を楽しむための最良のテキストだ。序文としてバラードの文学宣言、また各作品ごとに自身の解説を付す。
奇跡の大河奇跡の大河
みずから望んで、砂漠化の進む中央アフリカの奥地に赴任した医師マロリーは、憑かれたように潅漑計画にとりくんでいた。が、そんな彼を嘲笑うかのように、突如、サハラ砂漠に巨大な川が出現する。マロリー川と名づけられたその大河を殺すべく、彼はあやしげなテレビ・プロデューサーとともに、水源を目指す奇妙な旅に出発した…。『太陽の帝国』のバラードが放つ話題の最新長編。
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