小説むすび | 著者 : ジャニス・メイナード

著者 : ジャニス・メイナード

クリスマスの小さな天使クリスマスの小さな天使

あなたに身も心も捧げたのは、 寂しさを埋めるためじゃない……。 姉から預かっている生後半年の甥テディをかわいがるフィービー。 ある日、彼女が管理するコテージに、大企業の重役レオが静養に訪れる。 権力で人を従わせることに慣れた堂々たる態度の、容姿端麗な男性だ。 ひょんなことから彼と一つ屋根の下で過ごすことになり、 身の上話やクリスマスの飾りつけを一緒にするうち、打ち解けていく。 そんななか、フィービーは赤ちゃん用の木馬のオーナメントを見て、 3年前にお腹の子を亡くしたつらい記憶が甦り、思わず涙をこぼした。 レオの慰めに救われた彼女は、そのまま身も心もゆだねるのだった。 ところが翌日、気まぐれに現れた姉がテディを連れて帰ってしまい、 フィービーはふたたび喪失感にさいなまれて……。 ベストセラー作家J・メイナードが綴る本作は、『大富豪と偽りのシンデレラ』のヒーロー、ルックの兄レオが主人公。フィービーが生きる意味を問い直すためこのコテージに住むようになったと語る一方、レオはここへやってきた本当の理由を隠しているのでした。

ハイランドの愛の余韻ハイランドの愛の余韻

おなかに宿ったのは、 甘く切ない夢の結晶。 まさかブロディがまた戻ってくるなんて……ケイトはうろたえた。 ハイランドの戦士を思わせる長身にがっしりとした体、 魅力的な青い瞳を持つ大富豪と出会ったのは4カ月前のことだった。 祖母を訪ねてスコットランドからはるばるこの町にやってきた彼と ケイトは恋に落ち、熱く激しい2週間を過ごした── もう二度と会えない。これはひとときの夢なのだと自分に言い聞かせて。 ブロディは高齢の祖母を故国へ連れ帰るために来たが、 祖母は拒み、ケイトと一緒に住めば問題ないと主張し始めた。 なんてこと! 困ったわ。もうこれ以上、隠し通すことは無理よ。 でも彼はどうするだろう? あなたの子供がおなかにいるの、と聞いて。 USAトゥデイのベストセラー作家で、日本デビュー作『大富豪と偽りのシンデレラ』も大ヒットのジャニス・メイナード。険しくも美しいスコットランドの高地地方、ハイランドからやってきた野性味あふれる富豪ヒーローはディザイアでも希少。要注目です!

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