著者 : ジョナサン・スウィフト
ガリヴァー旅行記ガリヴァー旅行記
英国十八世紀が生み出した最高傑作の一つ、ジョナサン・スウィフト作『ガリヴァー旅行記』(1726年)。諷刺と綺想に満ち、過去、多くの名翻訳者たちを魅惑してきたこの作品に「学魔」高山宏が挑戦。クラシックにして現代的な「神」訳、ここに誕生!リリパット、ブロブディングナッグ、ラピュタ、フウイヌム国などに「島居」するガリヴァーの物語をもって、英国十八世紀文学叢書はこれにて完結。
ガリバー旅行記ガリバー旅行記
小人たちの国、巨人たちの国、空飛ぶ島の国、馬たちの国…イギリスに妻子を残し、懲りずに旅を続けたガリバー。彼が出会ったおとぎの国々を、誰もが一度は夢見たことがあるだろう。子供の心と想像力で、スウィフトが描いたこの奇想天外、ユーモアあふれる冒険譚は、けれどとびきり鋭く辛辣に、人間と現実社会をみつめている。読むたび発見を新たにする、冒険旅行小説の歴史的名著。抜群に読みやすい新訳版。
ガリヴァー旅行記ガリヴァー旅行記
子供のころ誰しも一度はあの大人国・小人国の物語に胸を躍らせたにちがいない。だが、おとなの目で原作を読むとき、そこにはおのずと別の世界が現出する。他をえぐり自らをえぐるスウィフト(1667-1745)の筆鋒はほとんど諷刺の枠をつき破り、ついには人間そのものに対する戦慄すべき呪詛へと行きつかずには止まない。
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