著者 : ステュアート・M.カミンスキー
血塗られた映画祭血塗られた映画祭
映画祭で賑うモスクワのホテルで、4人の男が毒殺される。被害者のひとりが取材していた映画関係者たちを結ぶ1本の線とは?事件は殺人というレベルを超え、大規模な同時多発テロ計画へと発展して行く。捜査陣をあざ笑うかのように跳梁する首謀者を追うロストニコフ。彼の胸には、自身と妻だけが知るある計画が秘められていたー。好評のロストニコフ捜査官シリーズ第3弾。
反逆者に死を反逆者に死を
裁判を目前に控えた反対制学者、アレクサンドル・グラノフスキーは自室で声明文の草稿を練っていた。窓外には彼を監視するKGB職員の影が見えている。時刻はずれのしつこいノックにしぶしぶ応えると、訪問者の姿。次の瞬間、グラノフスキーの胸には錆びた異形の鎌が突き立てられた。-凍てついた夜のモスクワに起きた殺人事件。ロストニコフに捜査命令が下った。
ツンドラの殺意ツンドラの殺意
シベリアの寒村ツムスクで反体制医学博士サムソノフの娘が、何者かに殺害された。事件調査のために派遣された統制委員のラトキンも、数日後に殺されてしまった。現地に赴いたモスクワ民警の敏腕捜査官ロストニコフと部下のカルポがあらためて事件を洗い直す。住民たった15人の流刑の村で起きた連続殺人の背後に隠されたのは…。’89年度エドガー賞を受賞したポリス・ストーリー。
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