著者 : ダン・ブラウン
“われわれはどこから来て、どこへ行くのか”カーシュが解き明かした、人類の起源と運命に迫る真実とは何か。サグラダ・ファミリアを捜索し、ウィリアム・ブレイクの手稿本から手がかりを得たラングドンのもとに、暗殺者が迫る。正体不明の情報提供者。ネット上で錯綜するフェイクニュース。暗躍する、宰輔と名乗る人物。誰が誰を欺いているのか、先の見えない逃亡劇の果てにラングドンがたどり着いた衝撃的な真相とはー。
ラングドンと逃げるアンブラは、スペイン国王太子フリアンの婚約者だった。アンブラによると、カーシュ暗殺にはスペイン王宮が関わっている可能性があるという。カーシュが遺した映像を見るには、スマートフォンに47文字のパスワードを打ち込む必要がある。ガウディの建築物“カサ・ミラ”にあるカーシュの部屋で手がかりを見つけたラングドンは、『ウィリアム・ブレイク全集』が寄託されたサグラダ・ファミリアに向かう。
宗教象徴学者ラングドンは、スペインのグッゲンハイム美術館を訪れていた。元教え子のカーシュが、“われわれはどこから来て、どこへ行くのか”という人類最大の謎を解き明かす映像を発表するというのだ。しかし発表の直前、カーシュは額を撃ち抜かれて絶命する。一体誰がー。誰も信用できない中で、ラングドンと美貌の美術館長・アンブラは逃亡しながら、カーシュの残した人工知能ウィンストンの助けを借りて謎に迫る!
宗教象徴学者ラングドンは、スペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館を訪れていた。元教え子のカーシュが、“われわれはどこから来たのか”“われわれはどこへ行くのか”という人類最大の謎を解き明かす衝撃的な映像を発表するというのだ。カーシュがスポットライトを浴びて登場した次の瞬間、彼は額を撃ち抜かれて絶命した。カーシュ暗殺は、宗教界によるものか?もしくは、スペイン王宮の差し金か?かくして、誰も信用できない中で、ラングドンと美貌の美術館館長・アンブラは逃亡しながら、人工知能ウィンストンの助けを借りて謎に迫る!
ラングドンとともに逃げるアンブラは、スペイン王太子フリアンの婚約者だが、カーシュ暗殺にはスペイン王宮が関わっている可能性があるという。“われわれはどこから来たのか”“われわれはどこへ行くのか”という人類最大の謎を解き明かした映像を見るには、スマートフォンに47文字のパスワードを打ち込まねばならない。カーシュの部屋で手がかりを得たラングドンは、サグラダ・ファミリアに向かう。迫る暗殺者、正体不明の情報提供者。誰が誰を欺いているのか、先の見えない逃亡劇は、衝撃的な結末へー
「地獄」。そこは“影”-生と死の狭間にとらわれた肉体なき魂ーが集まる世界。目覚めたラングドン教授は、自分がフィレンツェの病院の一室にいることを知り、愕然とした。ここ数日の記憶がない。動揺するラングドン、そこに何者かによる銃撃が。誰かが自分を殺そうとしている?医師シエナ・ブルックスの手を借り、病院から逃げ出したラングドンは、ダンテの『神曲』の“地獄篇”に事件の手がかりがあると気付くがー。
人類の未来を永久に変えてしまう、恐るべきゾブリストの野望ー。破壊的な「何か」は既に世界のどこかに仕掛けられた。WHO事務局長シンスキーと合流したラングドンは、目に見えぬ敵を追ってサン・マルコ大聖堂からイスタンブールへと飛ぶ。しかし輸送機の中でラングドンに告げられたのは、驚愕の事実だった!ダンテの“地獄篇”に込められた暗号を解読し、世界を破滅から救え!怒涛のクライマックス!
医師シエナとともにヴェッキオ宮殿に向かったラングドン教授は、ダンテのデスマスクを盗み出す不審人物の監視カメラ映像を見て、驚愕する。一方、デスマスクの所有者で大富豪のゾブリストは、壮大な野望の持ち主だった。彼は「人類は滅亡の危機に瀕している」と主張し、人口問題の過激な解決案を繰り広げ、WHO“世界保健機関”と対立していた。デスマスクに仕込まれた暗号には、恐ろしい野望が隠されていたー。
病院で目覚めたラングドン教授は、窓の外の眺めから、イタリア中部の都市フィレンツェにいることに気づく。しかし頭部の傷や、自分が病院のベッドにいる理由を思い出すことはできなかった。直後、担当医師が襲撃されるところを目撃したラングドンは、女性医師シエナ・ブルックスの手引きで命からがら病院を脱出した。何者かがラングドンを探し出そうとしているのだ。シエナは彼の上着の隠しポケットから高性能バイオチューブを発見。内部に埋め込まれたプロジェクターが壁に映し出したのは、ダンテ『神曲』“地獄篇”へのオマージュとして捧げられた、ボッティチェルリの『地獄の見取り図』。そこには原画にはない暗号が描きこまれていた。謎を探求するうち、ラングドンはフィレンツェの象徴ともいうべきヴェッキオ宮殿にたどり着き、美術館の展示室からダンテのデスマスクが盗まれたことを知る。美術界の重鎮が命がけで託した手がかりを頼りに、ラングドンは消えたマスクの行方を追うがー。
史上最大の諜報機関にして暗号学の最高峰、米国家安全保障局のスーパーコンピュータ「トランスレータ」が狙われる。対テロ対策として開発され、一般市民の通信をも監視可能なこの存在は決して公に出来ない国家機密だった。が、この状況に憤った元局員が、自ら開発した解読不可能な暗号ソフトを楯に「トランスレータ」の公表を迫る。個人のプライバシーか、国家の安全保障か。情報化時代のテロをスリリングに描いたスリラー。
暗号解読官スーザンは暗号ソフトを「トランスレータ」で解読しようとするが、解読どころか、国家安全保障局そのものの機能さえも麻痺してしまうという絶体絶命の事態に…ソフトを凍結させるパスワードを求め、アメリカ、スペイン、そして日本を舞台に、究極の天才頭脳たちが火花を散らす、時限暗号解読作戦が始まった!知的スリルと興奮に溢れ、すでに完成されていたダン・ブラウンの鮮烈なデビュー作。
国家偵察局員レイチェルの仕事は、大統領へ提出する機密情報の分析。現在、ホワイトハウスは大統領選の渦中にあり、現職と争っている対立候補は、なんと彼女の父だった。選挙戦はNASAに膨大な予算を費やす現政府を非難し、国民の支持を集めている父が有利に進めていた。そんなある日、レイチェルは直直に大統領から呼び出される。NASAが大発見をしたので、彼女の目で確かめてきてほしいというのだが…。
状況が飲み込めないままレイチェルが連れて行かれたのは、北極だった。氷棚に埋まった巨大な隕石から等脚類の化石が大量に発見されたのだ。これは地球以外にも生物が存在する証拠であり、まさに世紀の大発見だった。選挙戦は一気に逆転し、大統領が対立候補の娘である自分を情報分析官に選んだ理由を悟る。だが、科学者チームと調査を進めるうちに、レイチェルは信じられない謀略の深みにはまりこんでゆく…。
ハーヴァード大の図像学者ラングドンはスイスの科学研究所長から電話を受け、ある紋章についての説明を求められる。それは十七世紀にガリレオが創設した科学者たちの秘密結社“イルミナティ”の伝説の紋章だった。紋章は男の死体の胸に焼印として押されていたのだという。殺された男は、最近極秘のうちに大量反物質の生成に成功した科学者だった。反物質はすでに殺人者に盗まれ、密かにヴァチカンに持込まれていたー。
ラングドンの懸命の努力も虚しく、教皇候補たちはイルミナティを名乗るテロリストの犠牲となりつつあった。反物質の行方も依然として不明。さらにテロリストの魔の手は、殺害された科学者の娘ヴィットリアにまで迫ろうとしていた。果たしてラングドンに勝機はあるのかー。ついに明らかになるイルミナティの真の目的と、その首謀者。宗教と科学の対立を壮大なスケールで描くタイムリミット・サスペンス、衝撃の結末。
折しもヴァチカンは新ローマ教皇選挙会の当日。だが、次期教皇候補四人が揃って失踪していた。そこへイルミナティを名乗る人物から電話がかかる。かつて科学者を迫害した教会への復讐のため、教皇候補を一時間に一人ずつ殺していくというのだ。殺人はどこで行われるのか。反物質の隠し場所は。その鍵が十七世紀に書かれた詩に隠されていることに気付いたラングドンは、知力と体力を尽くして、殺人ゲームに挑むがー。
ルーヴル美術館のソニエール館長が異様な死体で発見された。死体はグランド・ギャラリーに、ダ・ヴィンチの最も有名な素描〈ウィトルウィウス的人体図〉を模した形で横たわっていた。殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大学教授ラングドンは、警察より捜査協力を求められる。現場に駆けつけた館長の孫娘で暗号解読官であるソフィーは、一目で祖父が自分にしか分からない暗号を残していることに気付く……。