著者 : チャールズ・L.グラント
オクスラン・ステーションへようこそ。ここは何かに憑かれた町。-ちょうどひと月前、シドはオクスランに帰ってきた。めくるめくようなヨーロッパ旅行だった。それにひきかえ、この町の刺激のなさと言ったら。相変わらず眠っているようだし事件も起こらない。ただ、両親や兄たちの様子がちょっと変なのが、気にはなるけど…。そんなある日、一台のリムジンが彼女を轢き殺そうとした!ついに、オクスランが目覚めた。シリーズ第三弾。
オクスラン・ステーションへようこそ。ここは何かに憑かれた町。-6月のある晴れた日、デイルが営む玩具店の常連だった小学生の男の子が溺死した。小さな木彫りの人形を握りしめて。そして木彫り細工をよく店に売りに来ていた彼の父親も、謎めいた言葉を残したまま事故死する。一方、彼女のもとには子供の字の奇妙な手紙が届けられる。一連の出来事の背後に、デイルは奇怪な何かを感じ始めていた…。傑作ミステリ・ホラー第2弾。
忍び寄るピューマ、襲いかかるワシ、そして疾走する馬ー内気な高校生ダンが唯一心を開く相手は、部屋に飾ったポスターや剥製の動物たちだった。無理解な父親から獣医になる夢を禁じられ、学校では校長の息子として特別な目で見られる。そんな彼の鬱屈した心を動物たちは慰めてくれた。だが、町に連続殺人鬼が現われ、その魔手がダンに伸びたとき、突然闇の中から不思議な影が!正統派ホラーの流れをくむ著者が、思春期の少年の幻想が悪夢の世界を鮮烈に描く。
村はずれの呪われた土地で、長年住む人もなく、朽ちはてている石造りの屋敷ウィンターレスト。この屋敷に“よそ者”の買い手が現われてから、村では不思議なことがつぎつぎに起こりはじめた。人びとは幻の嵐や大地震や火事に戸惑い、若い女性は異常な妊娠におびえる。そんなある日、ウィンターレストから村の住民たちにティー・パーティの招待状が届けられ、地獄の家は恐怖の口を開けるのだった!-アメリカ・モダンホラーの第一人者がおくる戦慄のホラー長篇。